News | 2002年12月13日 01:48 PM 更新 |
いよいよ、一緒に運ぶ作業。このとき、Prometは行き先を知らない(データを持っていない)。パネルが引っ張られる方向で、人間がどっちに行こうとするかを判断し、そっちについていく。このインタフェースはすばらしい。最後は、人間が「ここでいいよ」っていうと、Prometが「パネルを傾けてください」と人間に頼むことになる(*8)。
パネルを傾けた分だけ、Prometに近づいてもらって、位置合わせ。ここのインタフェースはよくない。さっきの応用で、Prometが近づくときに、人間がパネルを傾けてようとすると、それを感知してPrometも手を少しゆるめる。Prometはそのまま位置合わせのためにゆっくり近づいて、「ストップ」で、位置合わせ終了っていうのが美しい。人間相手のときにはそういう風に作業するものね。現在の音声認識速度だと、タイミングがとれないのかもしれないんだけど。
位置合わせが終わるとそのままパネルを押していって、垂直にはめ込む形にまでする。最後にネジ止めするのは人間の仕事。
こういうこともできるはず
今回のデモはこれだけだったのだけど、HRP-2は寝たり起きたりする動作もできるはずなのだ。ただし、今のPrometはハードウェア的には可能なのだけど、まだソフトウェアが仕込まれていない。だから、まだPrometが起きるところは見られない。
でも、それはあんまり残念なので、プロトタイプでのムービーを頼んでもらってきた。近い将来、出渕メカがこういう動きをするはずなので、今のところは頭の中で合成して見てほしい。
最後に、Prometのお約束のアングルの写真。
おまけ
発表会の後、川田工業のチームが出渕さんにお願いして、Prometの1号機(2体あるのだ)にサインを入れてもらっていた。これが、そのシーン。いいな。
[こばやしゆたか, ITmedia]
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