ヤフー、アルプス社の事業を継承 地域情報強化へ

[ITmedia]

　ヤフーは12月13日、12月10日に民事再生法の適用を申請したアルプス社の全事業を継承すると発表した。アルプス社の地域情報や地図データ、ノウハウを生かし、地域情報サービスを充実させる。

　アルプス社は、地図帳「アトラス」の発行や、地図サイト「Mapion」へのデータ提供など、地図関連の事業を行ってきた。カーナビやインターネット地図の普及などで出版物の売り上げが減ったほか、電子地図データ開発の設備投資がかさんだ結果、資金繰りが付かなくなり、民事再生法適用を申請していた。負債総額は約25億円。

　事業継承の内容や日程については、民事再生手続中のため未定としているが、紙の地図も含め、ヤフーが全事業を継承する計画だ。