一般電話と格安通話　「LINE電話」、iOS対応開始

» 2014年05月02日 18時56分公開

[ITmedia]

　LINEは5月2日、国内外の固定・携帯電話と格安で通話できる「LINE電話」をiOS端末に対応したと発表した。初期設定や別途登録は不要。

　通話料（税込）は日本国内の固定電話へは1分あたり3円、携帯電話へは1分あたり14円で、コールクレジットを別途購入して支払う。月に60分まで割安に利用できる月額プランとして、固定／携帯電話両方に発信できる月額390円（1分あたり6.5円）コース、固定電話のみ発信できる月額120円（1分あたり2円）コースを用意する。

　3月のAndroid版に続くリリース。当初は他人の電話番号や端末を利用し、番号の偽装が可能という問題点が指摘されていたが、28日に端末・電話番号の本人確認プロセス強化策を発表済み。iOS版にはスタート時から同様の仕様を搭載する。

「LINE電話」Android版でスタート　国内外の固定／携帯電話と最大95％オフで通話
LINE内から一般電話に発信できるIP電話機能「LINE電話」がまずAndroid版で始まった。国内外の固定／携帯電話への通話料が通常料金より割安になる。
「LINE電話」番号偽装問題で同社が釈明　「悪用は極めて困難」との説明も、残る偽装の可能性
「LINE電話」で番号偽装が可能な問題についてLINEが釈明。2台持ちユーザーが別の端末の番号で発信できたり、解約した番号でも発信できる点などには触れず、「第三者による電話番号なりすましや悪用は現実的には極めて困難」とのみ説明している。
「LINE電話」番号偽装防止策を導入へ　端末SIM情報の確認など追加、未確認の場合は非通知に
「LINE電話」で電話番号を偽装できる可能性がある問題で、LINEが防止策を段階的に実施すると発表。端末のSIMカード情報を確認するなどのプロセスを追加し、これが確認できず再認証が完了しない場合は番号が非通知となる。