一昔前は赤と黒の2色がメインだったランドセル、今は色もデザインも多種多様に。進化するランドセルの今と、100種を超える在庫管理に役立つ無料POSレジアプリ「Airレジ」について聞きました。
道行く小学生のランドセル、黒と赤の2色だった時代は終わり、ピンクや紫、茶色やチェック柄など多種多様になっているのをご存知でしょうか。一生に1度、大事な6年間を共に過ごすランドセル選び――2015年のトレンドを、ランドセルコンシェルジェの松野美佳さんに聞きました。
東京・馬喰町の問屋街の一角にある「天使のはね ランドセル館」は、年間を通じて営業するランドセル専門のショールームです。運営するのは、60年以上の歴史を持つ鞄問屋・松野。ランドセルのオリジナルブランド「THREE CROWN」を開発・販売し、全国の量販店や百貨店にも卸しています。
「赤と黒の2択の時代はもう昔。4〜5年前と比べてもサイズや重さ、デザイン性などあらゆる意味で進化しています。親御さんの多くは、『自分のころと全然違う!』と驚かれますよ」(ランドセルコンシェルジェ 店長・松野さん)
入店してまず印象的なのは、壁に並ぶアイテムのカラフルさ! ピンクに茶色、水色に紫など、お菓子売り場のようにポップな色が並びます。型や色のバリエーションはお店にあるだけで計100種類以上と、見て回るだけでも一苦労。ベーシックでシンプルな、黒や赤の型が逆に珍しく思えるほどです。
ランドセルのカラーバリエーションが広がり始めたのは10年ほど前からだそう。加えて、もはや定番となっているのが刺繍。かぶせや本体サイド、内ポケットなどに、上品なライン状の装飾、百合のエンブレムやハートやリボンのアクセントなど、丁寧で繊細な刺繍が入ったものが目立ちます。外からでは見えない細かい部分までカスタマイズされていて、見覚えがあるランドセルと形は同じでもこんなに違いがあるんだ、とびっくりです。こ、これが進化……自分が6歳だったら絶対決められない!
デザイン性は女児向けのものの方が幅広く、色や装飾もさまざまです。今シーズンの1番人気はパール素材を使ったキラキラピンク。光沢のあるパール素材はこの1〜2年で流行の兆しを見せている新たなトレンドとのこと。
チャームや金具もハート型、本体サイドにはレース風の飾り、バックル部分はピンクゴールド――などガーリーな要素が満載です。今年は水色の売れ行きが例年より好調だったそうですが、ランドセルでも「アナと雪の女王」効果かもしれませんね。
男児向けはやっぱり黒が根強い人気。「薄い色だと痛みや汚れが目立ちやすいから……」というのはやんちゃな男の子を持つご両親には大問題だそうです。納得。男児向けモデルの一番人気は縁にマリンブルーの縁取りが入ったスポーティなタイプ。他にも縁取りが赤や金のタイプ、もう少し控えめにステッチで色を加えたタイプなどがラインナップされています。
デザイン以外の進化は“大きく、軽く”。A4クリアファイルを折らずに入れられるサイズがポピュラーになった一方、「脱ゆとり教育」による教材増の影響などもあり、ランドセル自体の重量は軽くなっています。誰もが使ってきた定番中の定番アイテムですが、こうやって時代に合わせて変化しているんですね。
多品種少量生産になったことで、「売り切れる前、選べる時に好きなデザインを」と年々購買時期は早まっており、今シーズンは8月半ばのお盆ごろから9月末までがピークだったそうです。たくさんの種類の中から実際に背負って試せる場所として、ランドセル館の来客数も年々増加傾向だと言います。
「6歳から12歳まで、心も身体も大きく変わる時期を一緒に過ごすものなので納得して選んでいただきたいと思っています。個性的なデザインも増え、数年前までは『そんな派手なのでいいの?』と保護者の方がお子さんを説得するケースも多かったですが、最近は『あなたがこれに決めたなら、責任持って6年間使いなさいね』と語りかける姿が増えているように思います」(松野さん)
ランドセル館の繁忙期を支えたのが、6月に導入したスマホ/タブレットから使える無料POSレジアプリ「Airレジ」です。松野さんが偶然入った飲食店で使っているのを見て「これは便利かも」とピンときたのがきっかけでした。ショールームという特性上、お客様の店内移動に合わせてのお会計となるため、持ち運べるタブレットを使ってその場で金額を表示しレジ作業ができるのは効率がよさそう――。
「飲食店向けなのかな? と最初は探り探りだったのですが、基本機能はシンプル。不要な機能は使わないでOKなので特に問題なく小売店でも使えました。在庫管理機能をはじめ、小売向け機能が充実してきていてさらに便利になるのを期待しています」(松野さん)
モバイル性はもちろんですが、何より楽になったのは商品管理。ランドセル館のアカウントには、形は同じでも色が違うもの、オプション付きで値段が異なるものなど、150種以上の商品が登録されています。タブレットから直接はもちろん、PCからもWebブラウザでログインするだけでリアルタイムに編集できます。
これまでは伝票に記録し、改めてPCから会計ソフトに入力していたそうですが、タブレットで商品を選ぶだけなので会計ミスも減少し、消費税変更による価格変更にもスムーズに対応できたと言います。「iPadで直感的に操作できるので、慣れないスタッフが増えた際もすぐに会計を任せられました」(松野さん)
Airレジと連携したモバイルカード決済「Square」もフル活用。平均約5万円と高単価なランドセルはこれまでもクレジットカード決済が多かったものの、ランドセル館ではバックオフィスにあるカードリーダーで処理する必要がありました。Airレジの場合は専用カードリーダーをiPadに挿すだけで使えるので、スピーディに、しかもお客様の目の前で安心して決済できるようになったとのことです。通常のカード決済に比べて手数料が安いこと、最短で翌日に銀行口座に振り込まれること、Squareリーダーはコンビニでも購入できること――なども店舗運営側には「うれしいことばかり」(松野さん)とメリットをあげます。
入力した売り上げや在庫数がリアルタイムに反映されるため、情報共有がしやすくなったのも大きな変化でした。経理担当や社長も含め、各自がスマホやPCからアカウントにログインすればいつでも最新の数字を確認できるため、閉店後に電話でしていた本部への売り上げ報告も必要なくなったと言います。金額ミスなどの不備や問題があった際も、決済伝票をダイレクトに参照できるので、経理とのやりとりの手間も減ったそうです。
「日/月単位、商品単位など自動でグラフが生成されるのも便利。混んでいる時間帯や売れ筋の商品など、改めて数字で確認できるので分かりやすいです。自分が休んだ日は夜にスマホからチェックして『今日は忙しかったんだな』などと思っています(笑)」(松野さん)
次のシーズンはバーコードリーダーの導入を決め、さらに活用していきたいという松野さん。Airレジへの要望としては、「レジから少し離れてしまうんですが、社員の情報共有の中心として機能しているので、従業員の出退勤の管理、ちょっとした連絡などができるようになればもっと便利」と教えてくれました。Airレジ1周年記念会見では「いずれは従業員の管理機能も」と開発担当者の方が話していたような……? まだまだ進化が期待できそうです。
必要なのはスマートデバイスと、インターネット環境だけ。無料で使えるPOSレジアプリ「Airレジ」、今ならキャッシュドロアやレシートプリンタもまとめて無料レンタルできるチャンス!詳しくはこちら。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社リクルートライフスタイル
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2015年2月20日
カラフルな海の生き物「ウミウシ」のリアルフィギュアを作る人気サークル、ぷらmixさん。人が集中するイベントで無料POSレジアプリ「Airレジ」を活用する様子に密着しました。
鮮やかな赤や青、黄色のボディの不思議な生き物「ウミウシ」をフィギュアにして制作するアーティスト「ぷらmix」さん。じわじわ人気が高まるウミウシの魅力や制作のこだわりについて聞いた。
「ベルギービールウィークエンド」が今年5年目を迎えた。全国で17万人超が多彩なベルギービールを味わうイベントを、iPadで使える無料のPOSレジアプリ「Airレジ」が支えている。その舞台裏を見てみよう。