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Cisco、クラウドサービス提供の基盤となる新データセンターをテキサスに開設
Ciscoはこのグリーンデータセンターを、WebExなどのクラウドサービス提供の中心とする。
米Cisco Systemsは4月15日(現地時間)、テキサス州アレンに新データセンターを開設したと発表した。広さ約3530平方メートルでTier III相当の設備を備えるこのグリーンデータセンターは、Ciscoのクラウドコンピューティングへの取り組みを示すと同社は説明する。
同データセンターでは、データセンタープラットフォーム「Cisco Unified Computing System」やNexus 7000シリーズなどのスイッチやルータのほか、米EMCとその傘下の米VMware、米NetAppなどの技術を採用し、Cisco社内と顧客やパートナー企業にWebExなどのクラウドサービスを提供する。
また、「Cisco Unified Fabric」による設計でスイッチやケーブルを大幅に削減することで、100万ドル以上のコストを削減したという。屋外の気温が低い場合は外気による空冷を実施することで、年間の冷却コストを60万ドル削減できる見込み。UPS(無停電電源装置)には従来のバッテリーではなく、フライホイールの回転で電力を供給するシステムを採用した。米グリーンビルディング協会(USGBC)による建築評価プログラム「LEED」のゴールドレベルに準拠し、Green Gridが提唱する電力効率指標「PUE」の値は1.35。
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