自動巻きのスマートウォッチ「KAIROS」登場 日本語表示も可能
ミヨタの自動巻き時計のガラス上にSNSのプッシュ通知やフィットネス情報が表示され、タッチで操作できるハイブリッドなスマートウォッチ「KAIROS」がこの冬発売される。予約価格は499ドルから。
新興企業のKairos Watchesは5月15日、自動巻き腕時計のディスプレイにスマートフォンの着信やフィットネス情報を表示するハイブリッドなスマートウォッチ「KAIROS」(ギリシャ語で正しい時、という意味)の予約受付を開始した。
7月1日まで有効な予約特別価格は499〜1199ドル。この価格は希望小売価格より50〜60%安いという。出荷は今年の12月の見込みだ。
ベースになるメカニカルな時計部分は、シチズンファインテックミヨタ製82S7とスイスSOPROD製A10BV-2の2種類あり、その下にスマートウォッチ機能のための基板が重ねられている。厚さは16.5ミリ、直径は46ミリだ。
OSは明示されていないが、AndroidおよびiOS端末とBluetoothで接続できる。ディスプレイはタッチセンサー付きでフルカラーのOLED TFTで、プロセッサはARM Cortex、180mAhのバッテリーを内蔵する。
機能としては、一般的なスマートウォッチと同様に、連係するスマートフォンの電話やメールの着信、FacebookやTwitter、LINEなどのプッシュ通知、スマートフォンのカメラや音楽再生のリモートコントロール、フィットネス情報の記録、ストップウォッチ機能などがある。日本語を含む9カ国語をサポートする。
メーカーのKairos Watchesは、韓国出身の起業家であるサム・ヤン氏が、Samsungの技術者やスペイン人のセキュリティ専門家、カナダ人の医療技術者などを集めて立ち上げた。現在米国と香港に拠点を持っている。
関連記事
- スマホ連携から健康・スポーツまで――国内で入手できる「スマートウォッチ」5選
腕時計型のウェアラブル端末「スマートウォッチ」が日本でも増えつつある。スマートフォンと連携するものからフィットネス関連まで、国内で入手できるスマートウォッチの主な機能や使い勝手を紹介しよう。 - Motorola、「Android Wear」搭載腕時計を今夏発売へ
Google傘下のMotorolaが、ウェアラブル向けAndroid「Android Wear」搭載の腕時計「Moto 360」を今夏世界で発売する。普通のデジタルウォッチのような円形の文字盤が特徴だ。 - Samsung、AndroidではなくTizen搭載のスマートウォッチ「Gear 2」発表
Samsungが昨年9月に発表した「GALAXY Gear」の後継スマートウォッチ「Gear 2」と「Gear 2Neo」を発表した。OSはAndroidではなくTizenで、バッテリー持続時間やカメラ位置などが改善され、単独でのメディアプレーヤー機能などを搭載する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.