「Google Assistant」もサードパーティー端末搭載が可能に SDK公開
「Amazon Alexa」に続き、GoogleもAIアシスタント「Google Assistant」のSDKを公開した。「Ok Google」で操作できるサードパーティー製品の登場が期待できる。
米Googleは4月27日(現地時間)、音声AIアシスタント「Google Assistant」をサードパーティーのハードウェアに搭載するための「Google Assistant SDK」を公開したと発表した。
Google Assistantは、「Ok Google」と音声で呼び掛けるか、ボタンを押すことで音声での命令や質問ができるAIアシスタント。現在は「Google Home」やAndroid端末(日本はまだ未対応)、「Google Allo」、「Android Wear」などのGoogle製品にしか搭載されていない。
Google Assistantと競合する米Amazon.comの音声アシスタント「Amazon Alexa」は既にSDKが公開されており、中国LenovoなどがAlexa搭載製品を発売している。Googleは、「製品にGoogle Assistantを搭載したい場合は連絡するように」としている。
Googleは昨年12月にAmazon Alexaの「スキル」に当たる「アクション」を作成するための「Actions on Google API」を公開しており、これとSDKを使えば様々な命令に対応する多様なハードウェアを構築できそうだ。
SDKにはgRPC API、Pythonオープンソースクライアントなどが含まれる。例えば質問に答えてくれる鏡(super mirror)やロボットのおもちゃなどが作れる。また、「Raspberry Pi」もサポートする。
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