なんか暑いし、引きこもってゲームやろうぜ――予算10万円から組むゲーミングマシン:ショップのダメ出し!(2/4 ページ)
アキバのPCパーツショップに、自作PCの構成表を持ち込みベテラン店員さんにダメ出しやアドバイスをもらうこの連載。今回はゲーミングマシンの構成を考え、PCゲーム関連アイテムを豊富に取りそろえているパソコンショップ・アークに突撃した。
導入するパーツを生かす構成を
最初にグラフィックスカードを、構成から除くようにアドバイスをされた。今回導入したグラフィックスカードは、CPU内蔵のGPUとAMD Dual Graphicsを使った連携を考慮したカードだったのだが、村上氏は「今回CPUに採用されているA8-3850は、内蔵GPUの高い処理能力ゆえに、グラフィックスカードを増設せずともミドルレンジクラスの性能を要求するゲームをそこそこ遊べるという、コストパフォーマンスの高さがウリです。確かにAMD Dual Graphicsを使用すれば処理能力の向上が狙えるため、プレイするゲームによっては有効ですが、1万円するカードをわざわざ追加するのは、最大の特長であるコストパフォーマンスを下げることになってしまいます」とコメント。
続けて村上氏は「そのほかのパーツについてですが、10万円という予算で組むなら、このままでもおおむねいいと思います。除いたグラフィックスカード分で浮いた約1万円分は、プレイ時の操作に直結するデバイス部分の強化にまわしましょう。まず、マウスをウチで以前から定番として人気のあるRazer製の「Deathadder 3500 BLACK edition」に、加えてアクセサリー類になりますが、FPSをやるなら絶対に必要となってくるマウスパッドを構成に含めておきましょう」とまとめてくれた。
ダメ出しされた構成表(★印が変更点) | |||
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カテゴリ | 製品名 | メーカー | 単価 |
CPU | A8-3850 | AMD | 1万2780円 |
マザーボード | A75MA-G55 | MSI | 9480円 |
メモリ | GEC38GB1333C9DC | GeIL | 3680円 |
HDD | WD10EARX | ウエスタンデジタル | 4380円 |
SSD | CT064M4SSD2 | Crucial | 9240円 |
光学ドライブ | GH24NS70B-B | LG電子 | 2280円 |
グラフィックスカード★ | なし | - | 0円 |
PCケース | DF-10 | Antec | 5950円 |
電源 | KAZANE450 | ハントキー | 5479円 |
OS | Windows7 Home Premium 64bit DSP版 | マイクロソフト | 1万980円 |
液晶ディスプレイ | E2260V-PN | LG電子 | 1万4800円 |
スピーカー | Z120 | ロジクール | 1270円 |
マウス★ | Deathadder 3500 BLACK edition | Razer | 5980円 |
マウスパッド★ | SHIDEN-MID-M | グロウアップ・ジャパン | 3381円 |
キーボード | SideWinder X4 Keyboard | マイクロソフト | 5495円 |
あっさり終わるかに見えた今回のショップのダメ出しだが、村上氏から「本当はもっと周辺機器なども含め、変更したい部分があったのですが、予算が限られているのでこれ以上は難しいんですよね。また、FPSをやりたいとのことだったので、ほかにもいろいろとアドバイスをしたかったのですが……」とのコメント。
願ってもいない話だったので、予算を拡大した構成を提案してもらうと同時に、FPSをプレイする際のアドバイスなどを続けて聞くことにした。
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