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インテル、最上位6コアCPU「Core i7-4960X」を投入
インテルはコンシューマー向けハイエンドCPUとして、Ivy Bridgeベースの最上位モデル「Core i7-4960X」など3製品を発表した。
インテルは9月3日、コンシューマー向けハイエンドCPUとして、「Core i7-4960X」「Core i7-4930K」「Core i7-4820K」の3製品を発表した。価格は順に999ドル、555ドル、310ドル。
製品名 | Core i7-4960X | Core i7-4930K | Core i7-4820K |
---|---|---|---|
コア数 | 6 | 6 | 4 |
スレッド数 | 12 | 12 | 8 |
定格クロック(GHz) | 3.6 | 3.4 | 3.7 |
ターボ時クロック(GHz) | 4 | 3.9 | 3.9 |
キャッシュ容量 | 15MB | 12MB | 10MB |
TDP | 130 | 130 | 130 |
ソケット | LGA 2011 | LGA 2011 | LGA 2011 |
価格 | 990ドル | 555ドル | 310ドル |
下の比較表を見れば分かるように、従来のExtreme EditionであるCore i7-3960Xと同様、Intel X79(ソケットLGA 2011)に対応する製品だが、32ナノメートルプロセスルールのSandy Bridge-Eから22ナノのIvy Bridge-Eに移行し、対応メモリはDDR3-1866をサポートしている。同社によると、最上位のCore i7-4960Xは、Core i7-3960Xと比較して、日常用途で4%、3Dゲームで7%、データ/金融分析で5%、3Dモデリングで10%、Core i7-4770Kとの比較では、日常用途で18%、3Dゲームで36%、データ/金融分析で8%、3Dモデリングで37%高速化しているという。
Core i7-4960Xの詳細については、以下のレビューを参照してほしい。
製品名 | Core i7-4960X | Core i7-3970X | Core i7-3960X |
---|---|---|---|
コードネーム | IvyBridge-E | SandyBridge-E | SandyBridge-E |
コア数 | 6 | 6 | 6 |
スレッド数 | 12 | 12 | 12 |
定格クロック(GHz) | 3.6 | 3.5 | 3.3 |
ターボ時クロック(GHz) | 4 | 4 | 3.9 |
L1キャッシュ(KB) | (32+32)x6 | (32+32)x6 | (32+32)x6 |
L2キャッシュ(KB) | 256x6 | 256x6 | 256x6 |
L3キャッシュ(MB) | 15 | 15 | 15 |
製造プロセス | 22 | 32 | 32 |
TDP | 130 | 150 | 130 |
DDR3メモリ | 1866 | 1600 | 1600 |
ソケット | LGA 2011 | LGA 2011 | LGA 2011 |
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