できるビジネスマンのノウハウ伝授
第3回 Excelデータの上手な料理法 - その1 -(2/3)
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田中君 「そうですね。あ、保存場所を聞いてきたから、指定すると……。できましたあ。ファイルメーカーProのファイルに変換されました。ほんと、マジ簡単ですね。しかも、データが、見慣れたExcelのような表形式になっているのがうれしいなあ。」
Excelの得意先リスト(画像上)からファイルメーカーPro形式(画像下)に簡単に変換できた。何のデータなのかわかるように、Excelの場合と 同様に、一行目がちゃんと「会社名」「部署」「役職」「氏名」「郵便番号」「住所」「電話番号」となっている
及川先輩 「そうね。変換が終わったから、あとはラベル用のレイアウトを作成するだけね。ラベルのレイアウトは、新しいレイアウトを作成する時に「ラベルレイアウト」というのを選べばいいの」
田中君 「あ、これですね。あ、そうか。うちで使っているラベル用紙を選べばいいようになっているんですね」
ファイルメーカーProのレイアウト作成コマンドから、「ラベルレイアウト」を選択する。代表的なラベルのレイアウトは登録済みだ
及川先輩 「そう。ファイルメーカーProのラベル印刷は、A-one、コクヨ、ヒサゴ、Avery、マクセルなど100以上の市販ラベルに対応してるのよ。この中からラベル用紙の型番を見て選べばいいだけ。らくでしょ?」
田中君 「ラベルに配置するフィールドを選んで設定完了ですね。これはらくちんだ!」
及川先輩 「とりあえず、これでラベル印刷はできたわけだけど、せっかく変換したファイルはどうするのかな?」
田中君 「え、変換したらもう用済みなんじゃないですか?」
及川先輩 「せっかく作ったファイルでしょ。まあ、こう簡単にできてしまうとそう思ってしまうのも当然かもしれないけど、いったん作ったものは他のものと組み合わせたりして何度でも再利用し、ブラッシュアップしていくのがビジネスの基本なのよね」
田中君 「たしかにそうかも」
ちょうどそこへ、山田課長がひょっこりやってきた。
山田課長 「田中君、どうだ? うまくいってるかね?」
田中君 「あ、はい。いまテストしたばかりなんですが、ファイルメーカーProでラベル印刷できました。こんなふうに」
山田課長 「ほう、こりゃ簡単だ。それに、思ってたより早くできたね。助かるよ、田中君。ありがとう」
簡単にできたラベル印刷の画面。このイメージのままラベル用紙に印刷される
[高岡幸生(ジェネコム), ITmedia
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