「GitHub Copilot」従量課金に トークン消費量ベースで請求へ “定額使い放題”時代の終わりか
米Microsoft傘下のGitHubは4月27日(現地時間)、AIコーディング支援ツール「GitHub Copilot」の全プランを、6月1日から従量課金制に変えると発表した。月額料金は据え置きつつ利用量に応じてクレジットを消費。プランに付与されたクレジットを超過すれば追加クレジットを購入する形だ。
従来の「プレミアムリクエストユニット」(PRU/高性能モデル利用回数に応じた課金単位)を廃止し、トークン消費量に応じて残高が減る「GitHub AIクレジット」方式に切り替える。
同社は「簡単なチャット質問と数時間の自律型コーディングセッションが同じ料金になる現行モデルは持続不可能」と説明。エージェント型の利用が標準になりつつある中、数回のリクエストでもプラン料金を超えるコストを生むことが一般的になっていたとし、従量課金制で料金と実コストの乖離を解消する狙い。
AIクレジットはGitHubが新たに導入する課金単位。利用量は入力・出力・キャッシュを含むトークン消費量とモデルごとのAPI単価で計算する。
各プランの月額料金に応じたAIクレジットが毎月付与され、Proは月10ドル分、Pro+は月39ドル分、Businessは月19ドル/ユーザー分、Enterpriseは月39ドル/ユーザー分だ。コード補完や次の編集提案はクレジットを消費しない。
プレミアムリクエスト超過時の低コストモデルへの自動切り替えは廃止。クレジット残高と管理者の予算設定で利用を制御する形に変わる。
法人向けには移行支援策を設けた。BusinessとEnterpriseの既存顧客は6~8月の3カ月間、通常より多いクレジット(Businessは月30ドル分、Enterpriseは月70ドル分)を受け取る。組織内でクレジットをプールして共有できる仕組みも導入し、管理者は、企業全体や部門(コストセンター)単位、ユーザー単位で予算上限を設定できる。
個人の年間プラン利用者は現行プランの満了まで従来方式を継続し、満了後はCopilot Freeに移行する。5月上旬には請求プレビュー機能を公開し、移行前のコスト見通しを確認できるようにする。
4月上旬から“前兆” 開発者の反応は
予兆はあった。GitHubは4月10日にCopilot Proの無料トライアル新規受付を停止し、同日Pro+から「Opus 4.6 Fast」モデルを廃止。4月20日にはPro・Pro+・Studentの新規登録を一時停止し、Proプランから全Opusモデルを削除し、Pro+でもOpus 4.7のみに絞った。
新規登録停止や使用量の制限強化は、従量課金制の導入後に緩和するが、ProプランからOpusモデル全廃とPro+でのOpus 4.7限定は維持する。
今回の変更について、開発者の反応は割れている。「知ってた」「1回のプレミアムリクエストで数百万トークンを消費する人がいる以上、従量制は理にかなっている」と理解を示す声がある一方、「クレジット当たりどれぐらい使えるのか分からない」という困惑や、「結局、OpenAIやAnthropicのAPI料金をGitHub経由で払うだけじゃん」といった声もある。
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