「政府機関向けGemini」登場 米国政府・自治体と共同開発 データをプライベートクラウドに保持(1/2 ページ)
米Google Cloudは10月20日(現地時間、以下同)、AIエージェントツール「Gemini agent」を米国の政府機関向けに調整した「Gemini for government services」をプレビュー公開した。ミズーリ州政府や米保健福祉省(HHS)など、連邦・州・自治体の機関と共同で開発したという。組織の記録や住民データ、文書、出力は組織内のプライベートな環境にとどまり、許可なくGoogleの基盤モデルの学習には使わないとしている。
Gemini for government servicesは、法令や規則、機関の運用手順をエージェントに教える「スキル」、既存システムとつなぐ「コネクタ」、パートナー企業が作成したエージェント、統制基盤、パートナーエコシステムの5要素で構成される。
コネクタで米OracleのERPや人事管理システム、米Microsoftの「Microsoft 365」、米Googleの「Google Workspace」など既存システムに直接接続することで、データを移行せずGeminiに参照させることが可能で、既存の権限設定を引き継ぐとうたっている。
想定業務は、連邦規則集(CFR:連邦政府の各省庁が定める行政規則)などに基づく政策・規制調査、情報自由法(FOIA:市民が公文書の開示を求められることを定めた法律)に基づく開示請求対応、公開文書における機密性の高い情報の黒塗り、申請書類の検証、政府が定めたガイダンスの告知文の作成など。
米政府のクラウド調達認証制度「FedRAMP」の最高基準「High」に準拠したデータ境界を適用し、データの米国内保持と担当者の制限を徹底できるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
2
AI活用で「年3万5000時間削減」の江戸川区 「配って終わり」にさせないコツは? 5年で培った実践知を聞く
-
3
“テスラ超え”狙う――チューリング「完全自動運転」までの道 「GPUより速いチップ」使った開発のウラ側
-
4
「日本を愛している。見過ごせない」――“100億円配布”のセキュリティ支援策、トレンドマイクロCEOが見せた危機感
-
5
「社名は言えないが……」 米半導体クアルコムが明かす、AI大手“無茶振り”と「AIスマホ覇権争い」の裏側
-
6
AIの出力を「理解する時間」がどんどん増えていく Karpathy氏推奨の4手段:文章・図・Webページ・動画
-
7
AI活用で約2900時間削減した世田谷区、しかし「確認と修正の負担」増加 新たな課題どう対応?
-
8
AIコーディングのAPIキーが狙われている OpenCodeのキー流出とインフォスティーラー「Aoki」から学ぶ対策
-
9
不正アクセス多発、Gartnerが日本企業に「7つのアクション」を緊急提言
-
10
Rapidusで製造できるか、推論特化2nm世代半導体で医用画像処理システムを開発
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR