米Googleは2月25日(現地時間)、コーディング支援AIサービス「Gemini Code Assist」の無料版を公開した。昨年10月に企業顧客向けに有料で提供を開始したものを、個人開発者向けに無償で提供する。
この無料版では、競合する無料コーディング支援ツールと比較して利用上限がかなり高く、月当たり最大18万回までのコード補完が可能だ。
競合する米Microsoftの無料版「GitHub Copilot」のコード補完は月当たり2000回。つまり、無料版Gemini Code Assistは無料版GitHub Copilotの90倍のコード補完が可能だ。
Gemini Code Assistは「Gemini 2.0」によって強化されており、ほぼすべてのプログラミング言語をサポートし、コーディングに最適化されている。
さらに、GitHubとの連携により、「Gemini Code Assist for GitHub」を通じて無料のAIによるコードレビューが提供される。このGitHubアプリは、プルリクエストの概要や改善提案を提供し、コードの可読性に関する提案も行う。また、IDE(Visual Studio CodeやJetBrains IDE)との統合により、コード補完、生成、チャット機能が利用可能となり、IDEを離れることなく必要な情報やツールにアクセスできる。
利用するには、Visual Studio Code、GitHub、JetBrains IDEなどにGemini Code Assistをインストールし、個人のGmailアカウントを使用してサインアップする。
例えば生産性指標、プライベートソースコードリポジトリに基づくカスタマイズされたAI応答、Google Cloudサービスとの統合などの高度な機能を利用するには、「Gemini Code Assist Standard」または「Gemini Code Assist Enterprise」が必要だ。
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