EU加盟国と欧州議会の議員らは5月7日(現地時間)、「EU AI法」を修正し、許可なく性的画像を生成するAIの利用を禁止することで合意した。同時に、業界の要望を受けて一部規制を緩和する。
イーロン・マスク氏が率いるxAIの「Grok」で問題化した、許可なく性的に露骨な画像を生成するAIの利用を禁止することで合意した。2026年12月2日から適用される。AIが生成したコンテンツへの透かし表示も12月2日から義務化する。
キム・ファン・スパレンタク欧州議会議員(オランダ)は「2026年末までに、全ての人、特に女性や少女がEUで広く出回っている悪質なヌード加工アプリから守られるようになる。われわれは今日、人々や子どもたちへのこうした暴力に明確な終止符を打った」と述べた。
一方、生体認証や重要インフラ、法執行に関わるAIなど高リスクのAIシステムに関する規則の適用時期を、26年8月2日から27年12月2日に延期することでも合意した。
同法の対象に関して、機械は既に分野別の規則が存在することを理由に対象から除外する。企業側の要望に応じた形となる。
今回の合意は今後数カ月以内にEU各国政府と欧州議会による正式承認を必要とする。
EUの輪番議長国キプロスのマリレナ・ラウナ欧州問題担当副大臣は「本日の合意は、企業の継続的な管理コストを削減することで、各社を大きく支援するものだ」と述べた。
今回の修正について、米大手テック企業に屈したとの批判が出ているが、EU AI法は依然として、世界で最も厳格なAI規制と見なされている。
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