大黒屋、世界初の“AI査定師アバター”誕生 ビデオ通話でブランド品を査定

大黒屋はAI査定サービス「おてがるブランド買取」の新機能として、AI査定師アバター「DAI」の提供を始めたと発表した。

[ITmedia]

　大黒屋は8月15日、AI査定サービス「おてがるブランド買取」の新機能として、AI査定師アバター「DAI」の提供を始めたと発表した。DAIでは、アバターとビデオ通話をつなぎ、商品を映しながら会話を進めることで査定が可能。これらの機能は、生成AIであるGPT-4と、音声の認識やテキスト変換のできるGoogle Voice APIを組み合わせて実現しているという。

AI査定師アバター「DAI」

　ユーザーが音声通話に接続して商品をカメラに映し、いくつかの質問に答えていくと、目安となる買い取り価格が提示される。もし疑問点がある場合には、その場でDAIに尋ねることもできる。同社によると、このようにAIを使用したアバターの査定士を実際に商業で活用するケースは世界初だという。

　今回DAIが追加されたAI査定サービス「おてがるブランド買取」は、2024年7月から提供が始まったサービスだ。AIによる画像認識や自然言語処理、在庫商品のデータベースから最新の市場価格を算出するダイナミック・プライシングによって、LINE上でブランド品を査定。Yahoo!オークションに一定期間出品したのち、オークション結果に応じて追加の買い取り代金を還元する。

AI査定サービス「おてがるブランド買取」