ニュース
NVIDIAから個人向け小型AIスパコン 1台3000ドル 最大2000億パラメータのLLMを実行可
NVIDIAが個人用のAIスーパーコンピュータ「Project DIGITS」を発表した。AI研究者や学生、データサイエンティストをターゲットにした製品で、5月に3000ドル(1ドル157円換算で約47万円)で発売する。
米NVIDIAは1月6日(現地時間)、米国ラスベガスで開催中の「CES 2025」で、個人用のAIスーパーコンピュータ「Project DIGITS」を発表した。AI研究者や学生、データサイエンティストをターゲットにした製品で、5月に3000ドル(1ドル157円換算で約47万円)で発売する。
SoCにはNVIDIA独自の「GB10」を、OSはLinuxベースの「NVIDIA DGX OS」を搭載。128GBのメモリと最大4TBのSSDを備え、最大1PFLOPSの計算性能を持つ。1台で最大2000億パラメータの大規模言語モデルを、2台併用すれば最大で4050億パラメータのモデルを実行できるという。
Wi-FiやBluetoothにも対応し、本体にUSB端子も備える。サイズは手のひらに乗せられる程度。CES 2025では、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが実際に製品を持ちながらプレゼンテーションを行った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
NVIDIAの新GPU「RTX 5000」シリーズ、日本は10万8800円から SNSでは「円安が憎い」の声も
米NVIDIAが1月6日(現地時間)に発表した個人向けの新型GPU「RTX 5000」シリーズ。消費者の期待が高まっている一方、米国では549ドルから販売するのに対し、日本では10万8800円からという価格差があり、SNSでは落胆の声が散見される。
NEC、DeepLの音声翻訳サービスを世界初導入 Teamsに統合、Web会議の“言語の壁”解消目指す
NECが、ドイツDeepLの音声翻訳サービス「DeepL Voice」を2024年12月に導入した。Microsoft Teamsに統合し、Web会議における言語の壁をなくす目的で活用するという。
野田クリスタル&「もじぴったん」生みの親に聞く“ゲーム作りと生成AI” クリエイターとしてどう向き合う?
野田クリスタルさんとパズルゲーム「ことばのパズル もじぴったん」の生みの親である面白法人カヤックの後藤裕之さんに、生成AIへの向き合い方について聞く。
「ちいかわ」作者も、寝る間を惜しんでChatGPTを使ってる 漫画に“生成AI回”
クリエイターによる生成AI活用が広がる昨今。漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」作者のナガノさんも、ChatGPTに相談事をしているようだ。ナガノさんは自身のXアカウントで、ChatGPTとのやりとりなどについてつづった漫画を投稿した。

