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人型ロボットが“側宙”を華麗に披露 中国Unitreeが映像公開 「世界初の側宙人型ロボット」
中国のロボット企業Unitree Roboticsは、手を床につけずに側転で回転する技「側方宙返り」(側宙)を決めるロボットの映像を公開した。
中国のロボット企業Unitree Roboticsは3月19日(現地時間)、手を床につけずに側転で回転する技「側方宙返り」(側宙)を決めるロボットの映像を公開した。側宙を披露したのは同社開発の人型ロボット「Unitree G1」。同社は映像を公開した公式Xアカウント(@UnitreeRobotics)で「世界初の側宙人型ロボット」と紹介している。
映像では、やや前に傾いたG1がフラットな床面でジャンプし、側宙を決める様子を記録。G1は側宙後もバランスを崩すことなく、立ち姿勢を保ち続けている。G1を巡っては、2月にもカンフーアクションを披露する映像が公開され、YouTubeで100万回以上の再生回数を記録するなど話題となっていた。
G1は等身大は上半身の動きに模倣学習、下半身に深層強化学習を活用した二足歩行ロボットで、高精度な自動姿勢制御能力を持つ。エントリーモデルは1万6000米ドル(240万円、1ドル150円換算)で販売中だ。
Unitree Roboticsは24年3月、人型ロボット「Unitree H1」が後方宙返り(バク宙)を決める動画を公開していた。そこから約1年での技術が進歩し、側宙やカンフーを模したパフォーマンスを披露する進化の速さに驚きの声を上げるユーザーが相次いでいる。
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