ロボ好き集合! 「大阪万博」で見かけたロボットまとめ “人が乗れる”ライオン型ロボなど続々:EXPO 2025 大阪・関西万博(3/3 ページ)
4月13日に開幕した「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)。報道機関向けの先行公開で見かけたロボットたちをフォトレポートする。
“ぬれないミスト”を噴射、「ネコ型配膳ロボ」カスタム版
「大阪ヘルスケアパビリオン」では、中国Pudu Roboticsのネコ型配膳ロボット「BellaBot Pro」のカスタム機が稼働している。浴室機器などを手掛けるサイエンス(大阪市)が開発に協力。触れてもぬれないミストを散布し、周囲に涼しさを届けるデモンストレーションを行う。
(関連記事:「ネコ型配膳ロボ」万博でミスト噴射、しかも濡れない 料理じゃなくて涼しさを届けるにゃん)
1日で見て回るのは“かなりハード”かも?
ロボットがいるのは各パビリオン内だけではない。屋外でも、セコムのセキュリティロボット「cocobo」や、視覚障がい者向けにナビゲーション機能を搭載した「AIスーツケース」、ダイハツ工業の4輪電動カート「e-SNEAKER」を見かけた。なお先行公開時は準備中だった「ロボット&モビリティステーション」や、当日記者が回れなかった「中国パビリオン」などでもロボットを展示しているようだ。
ちなみに記者は紹介したロボットたちを事前公開日1日(滞在時間約6時間)で見て回ったが、かなりハードなスケジュールだと感じた。訪れた各パビリオンは、最長1時間あれば一通り見学できた一方、ネックになったのが移動だ。
万博の会場にある「大屋根リング」の大きさは直径約675m、1周約2km。例えばコルレオを展示する未来の都市パビリオンと、カスタム版ネコ型配膳ロボットが稼働する大阪ヘルスケアパビリオンは、大屋根リングを挟んで東西に分かれて位置する。歩いて移動するだけでも10分以上掛かり、疲れがたまった。
加えて、参加者約4500人、最高気温20度前後の事前公開日に比べると、開幕後はさらなる人混みが予測できるし、季節によっては気温もさらに高くなるだろう。ロボットの見学に限った話ではないが、万博に行く際は確実に見たいものを絞って計画を立てるほうが良さそうだ。
(関連記事:歩き疲れるほど広い大阪万博……貸出予定の「電動カート」に乗ってみた 移動の助けにはなるか?)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
人が乗れるライオン型ロボ「CORLEO」、万博で実機を見てきた 首や頭がないワケは? 全身を写真で紹介
川崎重工業は、4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)で、人が乗れる四足歩行ロボット「CORLEO」(コルレオ)のコンセプトモデルを展示する。同社は、記者向けにコルレオの実機を一足先に披露。開発経緯などを明かした。
「ネコ型配膳ロボ」万博でミスト噴射、しかも濡れない 料理じゃなくて涼しさを届けるにゃん
飲食店などで時折見かける中国Pudu Robotics開発のネコ型配膳ロボット「BellaBot Pro」。4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)では、料理ではなく“涼しさ”を運ぶようだ。
歩き疲れるほど広い大阪万博……貸出予定の「電動カート」に乗ってみた 移動の助けにはなるか?
大阪万博の電動パーソナルモビリティに乗ってみた。
幅11m×高さ9mの湾曲LEDディスプレイで体験する“生命の起源” 大阪万博「三菱未来館」に行ってきた
4月13日に開幕した「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)。三菱グループが出展する「三菱未来館」では、幅11m×高さ9mの湾曲LEDディスプレイを使った映像体験「JOURNEY TO LIFE」を提供している。どのような体験ができるのか、報道機関向けの先行公開で見てきた内容を紹介する。
「3Dプリントで作った霜降り肉」はうまいのか 大阪万博で“培養肉の未来”を見てきた
大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンで展示される「培養肉」。開幕に先立ち、その現在地や気になる“味”について聞いた。




