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AIイラストに“ファンアートタグ”使わないで──VTuber「ぶいすぽっ!」運営が声明 「#AIイラスト」の利用を必須化
AIイラストには“ファンアートタグ”は使わないで──VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」を運営するバーチャルエンターテイメントは、公式Xアカウント(@Vspo77)でそんな声明を発表した。
AIイラストには“ファンアートタグ”は使わないで──VTuberプロジェクト「ぶいすぽっ!」を運営するバーチャルエンターテイメントは6月23日、公式Xアカウント(@Vspo77)でそんな声明を発表した。同社所属のVTuberのAIイラストをSNSやWebサイトに掲載する際のルールを改めて明文化している。
同社が発表したルールは「AIイラストを投稿する際には『ファンアートタグ』を使うことは控える」「AIイラストを投稿する際は『#AIイラスト』のハッシュタグを必須で使う」の2点。理由については、ファンアートを動画のサムネイルに使ったり、SNSで取り上げたりする場合があり、その際AIイラストとそうでないものを判別する必要があるためと説明している。
同社は2022年10月にも、ファンアートに関する声明を発表。その際には、イラストの権利を明確にする目的から“ファンアートタグをつけて投稿するイラストはAI技術を使わずに作ったもののみ”と周知していた。約3年がたち、新たに「#AIイラスト」のハッシュタグの利用も必須化した形になる。
なお他事務所に所属するVTuberの場合、タレント個人ごとにファンアートの運用方法を決めている事例が多く、企業が一律で決める事例は珍しい。
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