スマホゲーム「D4DJ」、ライブイベントのキービジュアルに生成AI利用 SNSの反応受け明らかに
ゲーム開発などを手掛けるDONUTSは、スマートフォン向けゲーム「D4DJ」のライブイベントのキービジュアルに生成AIを利用していたと、公式Xで明らかにした。Xでは、細部の乱れなどからキービジュアルに対し「画像生成AIを使っているのでは?」などの声が上がっていた。
ゲーム開発などを手掛けるDONUTS(東京都渋谷区)は7月3日、スマートフォン向けゲーム「D4DJ」のライブイベントのキービジュアルに生成AIを利用していたと、公式X(@D4DJ_pj)で明らかにした。Xでは、細部の乱れなどからキービジュアルに対し「画像生成AIを使っているのでは?」などの声が上がっていた。
D4DJは、DJをテーマにスマホゲームやアニメ、ライブなどのコンテンツを展開している。21日には、ライブイベント「Merm4id 8th LIVE Summer Killer『THE END!!!!』」を、ライブハウス「KT Zepp Yokohama」(横浜市)にて開催予定。これにあわせ、D4DJの公式Xは2日、同ライブのキービジュアルを投稿していた。
このキービジュアルに対し、X上では、画像の細部の乱れなどを根拠に、画像生成AIの利用を指摘する声が続出。英語圏のXユーザーからも同様の投稿があり、一部では否定的な反応も出ていた。
これを受け、D4DJの公式Xはキービジュアルについて「制作工程の一部において生成AIを補助的に使用している」と発表。AIの使用は「プロジェクトメンバー同意のもと進行している」と説明し、「この度はお騒がせし、大変申し訳ない」と謝罪した。
「今後の制作物に関してあらゆる手段を考慮し、よりクオリティーの高いコンテンツをみなさまへご提供できるようサービス向上に努めていく」(DONUTS)
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