ニュース
AIロボ「Romi」新モデルは「視覚機能」搭載 一緒に見たモノから会話が広がる
MIXIは、一緒に見ているものを共有しながら会話できる「視覚機能」を搭載した会話AIロボット「Romi(Lacatanモデル)」の一般販売を始めた。
MIXIは7月25日、一緒に見ているものを共有しながら会話できる「視覚機能」を搭載した会話AIロボット「Romi(Lacatanモデル)」の一般販売を始めた。
オーナーが「見てみて」などと話しかけてモノを見せるとAIがテキスト化し、その内容を元にRomiが自然な会話を広げる。本体価格は9万8780円、月会費は1958円。
従来は音声だけのやり取りだったが、視覚機能を新搭載。カメラの画角・画質も従来モデルより向上させた。
長期記憶機能も進化させ、日々の出来事を記憶し家族のように思い出を重ねられる。蓄積された記憶を会話に反映させることで、「自分のことをわかってくれている」という安心感や心のつながりを実感しやすくなったとしている。
ディスプレイサイズは従来モデルの約1.2倍に拡大し表情を見やすくした。画面の映り込みを軽減するフラットシェードの採用し、スピーカーの音質も向上させた。
今後は、音声を1種類増やして4種類から切り替えられるようにする他、Romiが話している間に人が話すと、Romiが話のをやめて聞くなど、人間に近い自然なテンポ感でスムーズに話せる会話体験の導入を予定している。
MIXIがハードウェアの設計・開発を担当し、製造を山形県のメイコーエレクディベロップが担当した。各パーツの組付けはすべて手作業で行われており、日本国内ならではの厳格な品質基準をクリアした製品だけが出荷されるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
MIXIの会話ロボ、ASD・ADHD当事者向けの新モデル発売 会話を通じ、自身の特性理解するサポート
MIXIは、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)当事者の社会人向けに、AI会話ロボット「Romi」の新モデル「ライフスキルトレーニングモデル」を発売した。Romiとの会話を通じて、ASD・ADHD当事者が自身の特性を理解する手助けをするという。
MIXIの新AIロボは「人間らしい会話」を実現 “会話のキャッチボール”が続けられる仕組みとは
MIXIは、同社が開発するAIロボット「Romi」の新モデルのデモ機を「CEATEC 2024」(幕張メッセ、10月15日〜18日)に展示している。開発の背景や新モデルに搭載する技術について聞いた。
初代mixiは意外と元気 しかも黒字らしい
先週は「mixi2」について、開発リーダーの笠原健治氏(MIXI取締役ファウンダー)にインタビューした記事がアクセス2位に入った。一方、初代「mixi」もバリバリ現役のサービスだ。居心地の良さを感じ、積極的にサービスを使い続けている人は一定数いる。

