初代mixiは意外と元気 しかも黒字らしい:NEWS Weekly Top10
先週は「mixi2」について、開発リーダーの笠原健治氏(MIXI取締役ファウンダー)にインタビューした記事がアクセス2位に入った。一方、初代「mixi」もバリバリ現役のサービスだ。居心地の良さを感じ、積極的にサービスを使い続けている人は一定数いる。
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
1月11〜17日先週は「mixi2」について、開発リーダーの笠原健治氏(MIXI取締役ファウンダー)にインタビューした記事がアクセス2位に入った。
筆者はmixi2を、2024年12月16日の公開当日から現在まで活発に利用している。当初の熱狂は落ち着いており、「過疎っている」いわれることもあるが、サービスが好きな人だけが残り、ほんわかした空気で居心地が良い。
初代「mixi」もバリバリ現役のサービスだ。筆者のマイミクも数人、定期的に日記を更新しており、居心地の良さを感じている人は一定数いる。
ダイヤモンドオンラインの記事によると、mixiの運営は黒字。広告と、月額484円の「mixiプレミアム」によるビジネスで、コストをペイしているようだ。
「コミュニティ忍者モード」って何だ?
改めて「mixiプレミアム」の詳細を見ると、「広告非表示」や「日記の予約投稿」「日記の容量拡大」などの基本的な機能に加えて「コミュニティ忍者モード」という見慣れない機能があった。
忍者モードは「友人に内緒でコミュニティに参加することができる」機能。mixiで入っているコミュニティはマイミクなどに公開されるが、例えば、秘密にしたい趣味や、同じ病気を患う仲間のコミュニティなどは見せたくないこともあるだろう。mixiプレミアムは、そうしたニーズにもきめ細かく対応しているようだ。
サービスが大きな話題になった後、沈静化すると、簡単に「オワコン」とか「過疎」と呼ばれてしまいがちだが、運営者は地道に改善を続けているし、愛し続けるユーザーもいる。例えば音声SNS「Clubhouse」もオワコンの例として使われがちだが、熱心に使い続けているユーザーも少なくない。
mixi2は開始当初の話題が開発陣の想定以上に盛り上がってしまっただけに「過疎った」などといわれているが、淡々と使うユーザーは多い。10年、20年単位で、じっくり育っていけばいいなあと、いちユーザーとして思う。
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