速報
Google、AIコーディングエージェント「Jules」を一般公開 Gemini 2.5 Pro搭載
Googleは、非同期コーディングエージェント「Jules」を一般公開した。Gemini 2.5 Proを搭載し、GitHubと統合してAIがコード修正や更新を行う。非公開のリポジトリのデータはAI学習に利用しないとポリシーに明記した。
米Googleは8月6日(現地時間)、Google I/Oでβ版を公開した非同期コーディングエージェント「Jules」のβ版を終了し、「Gemini 2.5 Pro」を搭載して一般公開したと発表した。
Julesは、GitHubと統合し、コードベースをGoogle Cloudの仮想マシンにクローンし、開発者が他のタスクに集中している間にAIを使用してコードを修正または更新する、非同期のエージェントベースのコーディングツールだ。
β版では、数千人の開発者が数万件ものタスクに取り組み、14万件を超えるコード改善が公開されたという。
正式版では、構造化した価格帯を導入する。無料プランでは1日当たり15件のタスクを実行できる。また、3つの同時タスクが可能。Proプランでは、1日当たり100タスクで、同時タスクは15まで。スタート段階では「Gemini 2.5 Pro」だが、将来的には最新モデルにアクセスできる。Ultraプランでは、1日当たり300タスクで、同時タスクは60まで。Proと同じく最新モデルへのアクセスが可能だ。
また、Julesのプライバシーポリシーを更新し、AIのトレーニング方法をより明確にした。リポジトリが公開されている場合はそのデータをトレーニングに使う可能性があるが、非公開の場合はデータは送信されないと明記した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Googleからも非同期コーディングエージェント「Jules」 OpenAI「Codex」対抗か
米Googleが、非同期コーディングエージェント「Jules」の提供を始めた。ソースコード管理プラットフォーム「GitHub」と接続し、ユーザーの指示に従ってソースコードを編集する。
Anthropic、「Claude Code」に週次レート制限設定
Anthropicは、AIコーディング支援機能「Claude Code」に週次の利用制限を導入すると発表した。最上位「Maxプラン」で一部ユーザーによる想定外の大量利用があり、サービスに負担がかかっているため。8月28日から実施する。
OpenAIのコーディングエージェント「Codex」、ChatGPT Plusでも利用可能に ネットアクセスにも対応
米OpenAIは、AIベースのコーディングエージェント「Codex」を、ChatGPT Plusユーザーも利用できるようにした。
OpenAIからコーディングエージェント「Codex」 ソフトウェア開発で「o3-high」上回る【更新終了】
米OpenAIがコーディングエージェント「Codex」を発表した。

