東京大学は8月21日、小中高生・保護者・教員向けの生成AIオンライン講座のアーカイブ動画を公開した。講座は、同大学大学院工学系研究科・工学部が一般向けに開講している「メタバース工学部ジュニア講座」の一環で、10日と11日に実施したもの。生成AIの基礎を体系的に解説している。
小学生、中学生、高校生、保護者、教員を対象に、それぞれ実施した全5講座を公開した。デモンストレーションやAIが出力した生成物を交え、対象者別に、AIの概要や使用する際の注意点、学習での活用法などを解説している。講師は、教育工学を専門とする吉田塁氏(東京大学大学院工学系研究科准教授)が担当した。
各講座の所要時間は、教員向けのものを除いて約1時間。現在公開されている教員向け講座は約4時間だが、22日午後8時から、内容を約1時間にまとめた「生成AI基礎講座」を開講する予定。
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