Google、動画生成AI「Veo 3.1」発表 “より自然”に音付け、2枚の画像をつなぐ動画も生成可能に

米Googleは、動画生成AI「Veo 3.1」を発表した。音声付きの動画が生成できる「Veo 3」の後継モデルに当たる。“より自然”に会話や効果音を付けられるようにするなど、性能を強化したという。

[ITmedia]

　米Googleは10月15日（現地時間）、動画生成AI「Veo 3.1」を発表した。音声付きの動画が生成できる「Veo 3」の後継モデルに当たる。“より自然”に会話や効果音を付けられるようになったほか、画像から動画に変換する性能を強化。プロンプトの再現性を上げ、複数シーンでキャラクターの一貫性を維持できるようにしたという。

　Veo 3.1では、モデル性能の強化にあわせ、以下3つの新機能を追加する。1）最大3枚の参照画像を基に動画を生成する機能、2）動画の最後の1秒を基に延長し、1分以上の長さにできる機能、3）2枚の画像で始まりと終わりを指定し、その間をつなぐ動画を出力する機能。

最大3枚の参照画像を基に動画を生成する機能（1/2、出典：公式YouTube動画、以下同）

最大3枚の参照画像を基に動画を生成する機能（2/2）

2枚の画像で始まりと終わりを指定し、その間をつなぐ動画を出力する機能（1/2）

2枚の画像で始まりと終わりを指定し、その間をつなぐ動画を出力する機能（2/2）

　Veo 3.1は同日より、GoogleのチャットAI「Gemini」の有料ユーザー向けに提供を始める。Geminiのアプリ版とAI映像制作ツール「Flow」では、Veo 3.1が利用可能。Gemini APIと、同社のAI開発プラットフォーム「Google AI Studio」「Vertex AI」では、Veo 3.1と、同モデルの軽量版とみられる「Veo 3.1 Fast」が利用できる。