「中小企業向けClaude」登場 各種SaaSと連携し業務を代行
Anthropicは「Claude Cowork」で利用できるプラグイン「Claude for Small Business」を発表。さまざまなSaaSと連携し、それらの操作を代行する機能を提供する。
米Anthropicは5月13日(現地時間)、AIエージェントツール「Claude Cowork」で利用できるプラグイン「Claude for Small Business」を発表した。会計や決済、顧客管理、契約管理、デザイン、グループウェアといった既存のSaaSと連携し、それらの操作を代行する機能を提供する。
同社は、中小企業が米国のGDPの44%を占めながらAI導入が遅れていると指摘。Anthropicのダニエラ・アモデイ社長は「(中小企業は)大企業のようなリソースを持ち合わせていない。AIはこのギャップを埋められる最初のテクノロジーだ」とし、中小企業の業務形態に適合したAIツールの必要性を説いた。
Claude for Small Businessは会計ツールの「QuickBooks」や決済ツールの「PayPal」、CRM「HubSpot」、デザインツールの「Canva」、電子契約ツールの「DocuSign」、グループウェアの「Google Workspace」「Microsoft 365」などと連携し、さまざまな業務を肩代わりする15種類のエージェント型ワークフローと、15種類のスキルを備える。
Claude Coworkの「プラグインを追加」メニューから「Small business」を選択しインストール可能。連携したいSaaSを接続することで作業を代行させられる。
メッセージの送信や支払いの前には必ずユーザーの承認を挟む設計になっていると同社は説明。SaaS側の既存のアクセス権限がClaude利用時にも引き継がれ、ユーザーがSaaSで表示できない情報はClaude利用時も表示できないという。また、「Team」「Enterprise」プランではデフォルトでデータを学習に使用しないとしている。
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