暑く寝苦しい夜が続く。ナイトミルクPR事務局によると、眠れない時の対策の1位は読書で、次いでネット、飲酒となった。また、最も眠れない曜日は日曜日が1位で、2位以下を大きく突き放した。調査は2008年7月、20〜50代の男女400人を対象に行った。
「眠りに関する意識調査」によると、眠れないことがあるか、という質問に対し、「ある」と回答した人が70%近くに上った。原因は、上位から「暑さ」(76.9%)、「ストレス」(56.0%)、「不規則な生活」(30.7%)となっている。調査は、夜に搾乳した牛乳、ナイトミルクを啓発するナイトミルクPR事務局が、2008年7月に行った。調査対象は20〜50代の男女400人。
眠れない時の対策では、1位の「本を読む」と2位の「PC/携帯に向かう(メールチェック等)」がそれぞれ32.1%と30.0%で、僅差となった。眠れない原因として2割近くの人が「ITストレス(PCの使いすぎ)」と回答しているにもかかわらず、「PC/携帯に向かう(メールチェック等)」が眠れない時の対策に挙がっている。
3位は「アルコールを飲む」で26.7%。4位と5位が「TVを見る」「音楽を聴く」と続いた。
調査を分析した快眠セラピストの三橋美穂氏によれば、上位を占める回答はいずれも「間違った対策」。PCやTV、携帯などは光の刺激が眠りを妨害する。メールの文字入力は脳を覚醒させる。アルコールは中途覚醒を促し、眠りの質を低下させるからだという。
三橋氏は、コンビニの登場やインターネットの発達で24時間眠らない現代は、これまでにないストレスに対処しきれない人が増加しているため、眠る時は心身をリラックスさせることが大事だと述べる。
また、眠りにくいと感じる曜日には、43.3%の人が「日曜日」と回答。18.1%の人が「月曜日」と答えた2位に大きく水を空けた。ナイトミルクPR事務局では、週の始まりは、翌日の仕事が気になって眠れなくなる人が増えると推測する。
一方、眠りにくいという回答が少なかったのが「木曜日」(5.1%)。次の日が金曜日だと安心して眠れるということかもしれない。
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