自動編集機能を強化 アドビ、Photoshop/Premiere Elementsの最新版

アドビシステムズは、「Adobe Photoshop Elements 7」と「Adobe Premiere Elements 7」の日本語版を発表した。1クリックで画像の色味などを修正する「クイックフィックス機能」や、動画を自動編集してくれるインスタントムービー機能を強化したという。

» 2008年08月26日 10時30分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 アドビシステムズは8月26日、画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 7 日本語版」と動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 7 日本語版」を発表した。いずれもWindows XP/Vistaにのみ対応する。オンラインストア「アドビストア」でも予約受付を開始しており、発売予定日は10月10日。価格はいずれも、パッケージ版が1万4490円、ダウンロード版が1万3800円など。

新機能で編集ステップを簡略化した「Photoshop Elements 7」

(左)新搭載の「クイックフィックス機能」を使えば、従来は数ステップを必要としたような編集作業も簡略化できるという。(右)画像ライブラリのキーワード検索も可能になった

 Photoshop Elements 7では、画像の選択範囲の色味などを自動修正する「クイックフィックス機能」や「スマートブラシ機能」を新たに搭載。灰色の空を1クリックで青空に修正したり、顔写真の歯の部分だけを白く加工するといった編集が容易になった。

 ライブラリ画面にはテキスト検索ボックスが追加され、タグ、日付、ファイル情報をキーワードで検索することが可能になった。従来からのレーティングによる検索と組み合わせることで、大量のライブラリの中から目当ての画像を見つけやすくなったという。

インスタントムービー機能を強化した「Premiere Elements 7」

(左)強化したインスタントムービー機能を使えば、テーマを選択した動画を自動編集してくれる。(右)動画の内容を分析し自動でタグ付けしてくれる「スマート名札機能」も搭載

製品のデモを担当したマーケティング本部の栃谷宗央氏

 動画編集ソフトであるPremiere Elementsは、旧最新版であるバージョン4から数字を飛ばした形でバージョン7を発表し、Photoshop Elementsとバージョンを合わせた。

 最新版ではインスタントムービー機能を強化し、テーマを選択すれば自動で動画内容に合わせた音楽、タイトル、エフェクトなどを追加したムービーの作成が可能になった。製品デモを行ったアドビ システムズ マーケティング本部の栃谷宗央氏は「ハリウッド映画のようなクオリティのムービーをシンプルな操作で自動作成できる」とした。

 さらに、ハイビジョン映像のフォーマットであるAVCHDに対応し、読み込んだビデオの内容を自動で分析してタグ付けをしてくれる「スマート名札機能」も新たに搭載した。

製品名 詳細 価格
Adobe Photoshop Elements 7 パッケージ版 1万4490円
ダウンロード版 1万3800円
乗換え/アップグレード版 1万290円
乗換え/アップグレード版 ダウンロード版 9800円
アカデミック版 7140円
Adobe Premiere Elements 7 パッケージ版 1万4490円
乗換え/アップグレード版 1万290円
アカデミック版 7140円
Adobe Photoshop Elements 7 &
Adobe Premiere Elements 7
パッケージ版 2万790円
乗換え/アップグレード版 1万5540円
アカデミック版 1万290円

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