「エコプリンタ検定」で選ぶ“本当にエコ”なプリンタとは

「エコなプリンタって言われてもねえ……」とため息をついたのは、繊維系マテリアルメーカーの若手社員、プリンちゃんとターくん。そこに現れたドクトルPが教えたのは――。

» 2009年01月19日 10時00分 公開
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 「エコなプリンタって言われてもねえ……」とため息をついたのは、繊維系マテリアルメーカーの老舗アラレに勤める若手社員のプリンちゃんとターくん。二人はこの9月に「部署に導入するビジネスプリンタ選び」の調査に当たったのだが、その涙ぐましい努力が認められ、今回はほかの部署に導入するビジネスプリンタ選びも任されていたのだ。

今度はエコプリンタ選びを任されたプリンちゃん(左)とターくん(右)

 前回とちょっと違うのは、今回の方針が「エコなプリンタ」であること。会社全体でエコに取り組むアラレでは、部署単位でもCO2排出量削減が命じられている。プリンちゃんとターくんも上司から「CO2排出量削減に役立つエコなプリンタを選んでくれ」と言われていた。

“プリンタ博士”ドクトルPの「エコプリンタ検定」

プリンちゃん

 いきなりプリンタを選べと、言われてもねえ。何をポイントにどう選んだらいいか分からないわ。


ターくん

 確かに僕たちはビジネスプリンタの機能はだいぶ分かってきたけど、エコって何を基準に選んだらいいんだろう?


 そんな二人の背後に謎の声がとどろいた。「君たちにエコなプリンタの何たるかを教えて進ぜよう!!」

プリンちゃん&ターくん ああー、こ、この声は……。

ドクトルP

 そうじゃ、ワシじゃ。ドクトルPじゃ。久しぶりじゃの、お二人さん。

プリンちゃん&ターくん ご無沙汰してます!

 突如現れた謎の男、ドクトルP。9月のプリンタ選びをご存じない読者のために説明しておくと、ドクトルPは、20年間に渡り大手OA機器メーカーで商品開発に携わった開発者で、“プリンタ博士”の異名を持っているのである。前回のプリンタ選びでもプリンちゃんとターくんは、ドクトルPの指導よろしきを得て無事ビジネスプリンタを選び果せたのである。ある意味、今回のエコプリンタ選びにプリンちゃんとターくんが任ぜられた原因もドクトルPにある――かもしれない。

プリンちゃん

 そうよそうよ、ドクトルPが下手に知識を付けてくれちゃったから、私たち今回の指令を命ぜられてしまったんだわ。


ターくん

 そうだよ。こうなったらドクトルP、責任取ってよね! エコプリンタの何たるか、なんてもったいつけないで、とっとと教えてよ。


ドクトルP まあ、待て待て。そうワシを責めるな。これでも気になっておったんじゃ。どうやらエコから学んでいく必要がありそうじゃな。どうじゃ、まずはワシが用意してきた「エコプリンタ検定」を受けてみないか。これで分からないところもバッチリなはずじゃ!

プリンちゃん ふーん、「エコプリンタ検定」ね。こう見えても私、英検3級だし、漢字検定も4級なの。検定は得意だわ。

ドクトルP (検定が得意……、なのか?)ま、まあやってみるといい。間違った場合は解説もでるからの。

プリンちゃん
ターくん

 それじゃあ、早速やってみよう!


エコプリンタ検定

Q1 平日1日あたり電源をONにしている時間は、レーザープリンタよりPCの方が長い
Q2 プリンタの省エネ、指標は最大消費電力だけだ
Q3 省エネやエコ(CO2排出量削減)を重視するなら待機時消費電力だけを考えればいい
Q4 TEC値で算出した消費電力量(kWh)はCO2排出量(kg)換算できない
Q5 生産性の向上と省エネやエコロジーの推進は両立できない
Q6 ウォームアップタイムまでの時間が短いという理由だけでプリンタを選んだ
Q7 ドキュメントデータの白紙ページがあったので、そのまま印刷した
Q8 社内向けの説明会で通常通り印刷用紙の片面に1枚ずつ印刷した
Q9 カタログスペックの消費電力をそのまま鵜呑みにした
Q10 プリンタ本体に使われるプラスチック素材は、どれも同じだ
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解説
10問すべて回答すると、ドクトルPのオススメプリンタを表示します
初めからやり直す
正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解! 正解は「×」 PCは出勤時にON、退勤時にOFFする習慣があるが、プリンタは共有されているためにこうした習慣が定着していないオフィスが多く、24時間つけっぱなしの可能性もある。 正解は「×」 プリンタは印刷時以外にも電源が入っていることから、最大消費電力もさることながら待機時の消費電力も見過ごしてはならない。 正解は「×」 待機時の消費電力だけでなく、「国際エネルギースタープログラム」の適合基準である「TEC値」が低いことも重要だ。TEC(Typical Electricity Consumption)値とは、プリンタなどのオフィス機器における「概念的一週間の消費電力量」を示す。稼働状態とスリープ/電源オフ状態をウイークデイにあたる5日間繰り返し、休日2日分はスリープ/電源オフ状態のまま過ごして、その消費電力量を測定し、算出したものだ。単位はキロワット時(kWh)。 正解は「×」 TEC値はCO2排出量に換算できる。係数のパターンはいくつかあるが、環境省では「1kWhあたり0.555kgのCO2排出量」としている。
出典:環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」内「温室効果ガス排出量の算定方法」(PDF)の「他人から供給された電気の使用」の「排出係数」より
正解は「×」 生産性の向上と省エネ・エコロジーは両立する。本来両立は難しいが、省エネを実現しながら基本性能を維持している商品もある。 正解は「×」 ウォームアップタイムとは、電源ONや待機時から印刷可能になるまでの時間を指す。このウォームアップタイムを短くするには、スリープモードなどの非稼働時でも定着器を一定の温度で温めておく必要があるため、消費電力量は増える。ウォームアップタイムの短いプリンタを選ぶ際には、消費電力にも注目しよう。 正解は「×」 機種によっては、白紙ページを印刷せずに次のページから印刷するものもある。こうした機種は、余計な印刷をせずにすむので、省エネ省資源やコスト削減の面からも環境負荷の面からも優れている。 正解は「×」 社内向けの説明会などでは、なるべく自動両面印刷や1枚に複数ページを割り当てて印刷する。トナーセーブモードなどを選択してトナーの節約もするようにしよう。 正解は「×」 プリンタに限らず、電気製品の多くは設定によって消費電力が大きく変わる。省電力モードなどを設定しないとカタログ値の待機時消費電力にならない製品もあるが、できれば事前に設定することなく、いつでも省電力な製品を選びたい。 正解は「×」 プリンタ本体に使われるプラスチック素材には、これまで通り石油由来のプラスチックを使う製品もあるが、植物由来成分を含むバイオマスプラスチックを採用する製品も出てきた。こうしたプラスチックは、製造時のCO2排出量を削減できるのだ。
 エコプリンタ検定いかがだったじゃろうか? これでエコなプリンタを選ぶこともできるはずじゃ。私のオススメは、富士ゼロックスの「DocuPrint C2250」。オフィス用途向けのA3プリンタで、印刷速度はA4横でカラー/モノクロとも毎分25枚と高速。プリンタの基本機能はもちろん、スリープモード時の消費電力は1.5ワット、TEC値も1.63kWhに抑えたエコなプリンタなのじゃ。洞爺湖サミットの会場などでも使われたのじゃよ。(ドクトルP)

ドクトルP どうじゃ、これでエコなプリンタが分かったじゃろ?

プリンちゃん そうねえ、漢字検定3級の私には簡単な問題ばっかりだったわ。とにかくこれで何とかなりそう。

ターくん よ〜し、そろそろエコプリンタを買いに行ってみよう!

ドクトルP (ふー、何とか責任を果たしたようじゃ……)

タカフミくんの「エコなプリンタ」選び!

 場所は変わってIT商事――。どうやらタカフミくんとドクトルPが「エコなプリンタとは何か」について話し合っているようです。

タカフミくん

 エコなプリンタって言うけど消費電力を考えたら、オフィスではPCの方が台数が多いんだし……。PCだけ気にしてればいいんじゃないですか?


ドクトルP

 ふぉふぉふぉ、分かっとらんな。PCは個人で管理しておるから、まめに電源を落とすじゃろ。一方、プリンタは共有されておるから、電源ON/OFFの習慣がないんじゃ。24時間つけっぱなしの可能性もあるのじゃよ。プリンタの消費電力も見逃してはならんぞ。


タカフミくん じゃあ、なるべく消費電力の低いプリンタを選べばいい、ってことですね。

ドクトルP もちろん消費電力が低いプリンタを選ぶのは前提じゃ。じゃが、それだけではないぞ。例えば、プリンタを使っていない時間、プリンタはどうなってるじゃろうか?

タカフミくん

 そうか! 使わない時間はスリープモードになってるわけだから、確かにこの時の消費電力も低い方がいいですよね。ということは、稼働時の消費電力と、スリープモードの消費電力を押さえておけば、もうエコなプリンタ選びは終わったようなものですね。


ドクトルP 確かに直接的な消費電力の指標はその2つじゃ。だが、極端な例では、スリープモードだけ低くて、稼働時の消費電力が高い場合もある。また、逆のケースもある。その場合はどっちを選ぶのじゃ? 稼働時、スリープモード両方を含んで、さらに時間経過も加味した指標があればいいと思わんか?

タカフミくん う〜ん、なんだか難しいけど……。そんな指標があれば消費電力の比較も簡単だね。そんなものがあるのかな……?

ドクトルP あるんじゃ。それが「TEC値」なのじゃよ!


「TEC値」とは?

ドクトルP

 「TEC値(Typical Electricity Consumption)」とは、「国際エネルギースタープログラム」適合基準で、プリンタなどのオフィス機器における「概念的一週間の消費電力量」を示す。稼働状態とスリープ/電源オフ状態をウイークデイにあたる5日間繰り返し、休日2日分はスリープ/電源オフ状態のまま過ごして、その消費電力量を測定し、算出したものだ。単位はキロワット時(kWh)。

 このTEC値はCO2排出量に換算できる。係数のパターンはいくつかあるが、環境省では「1kWhあたり0.555kgのCO2排出量」としているほか、電力各社などでも独自の換算するための係数を用意している。

出典:環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」内「温室効果ガス排出量の算定方法」の「他人から供給された電気の使用」の「排出係数」より

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タカフミくん

 なんとなく分かってきました! とにかくTEC値が低い方がいいんですね。そうと決まれば、善は急げだ。すぐに買いに行かなきゃ。あんまり遅いと部長に怒られるんだよね〜。


ドクトルP こりゃ! 早合点するでない。本当にそれだけでいいのか?

タカフミくん ええ? まだ考えなきゃいけないんですか?

ドクトルP そうじゃ、おぬし、大前提を忘れてはおらぬか? つまり、何のためにプリンタを導入するのか、ということじゃ!

タカフミくん もちろん、印刷したいからなんですが……。というか、以前のプリンタは古くて印刷スピードも遅いし、仕事が遅くなっちゃうんですよねえ。

ドクトルP

 そこじゃ! エコなプリンタを導入して、仕事の効率が下がってしまった――ではしようがない。導入するからにはエコであっても仕事がはかどるプリンタを選ばなければの。


省エネと業務効率(生産性)アップは両立する?

 例えばOA機器や家電製品で単に省エネ化だけ図ったらどうなるだろう? 使うエネルギーが減ってしまったら、本来それらの機器が持つ基本性能(プリンタの場合は印刷速度など)に影響が出て、生産性がダウンする可能性がある。このような基本性能はキープしつつ省エネ化を図るためには機器側でのブレークスルー(進歩)が必要になってくる。

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ドクトルP まだじゃ、まだじゃぞ! エコの技術は奥が深い。エコプリンタにおいては、単純に印刷スピードが速かったりしただけではダメなのじゃ。

その機能、本当に省エネ?

 電源ONまたはスリープモードから印刷可能になるまでの時間を「ウォームアップタイム」と呼ぶ。急ぎの時などに重視したい項目だが、ウォームアップタイムを短くするには、スリープモードでも定着器を一定の温度にしておく必要がある。当然、消費電力は高くなりがち。ウォームアップタイムの短い機種を選ぶ場合は、消費電力にも注目したい。

 省電力モードも、機種によっては事前の設定が必要だ。できれば事前に設定することなく、いつでも省電力な製品を選びたい。

 また、機能ではないが、本体素材に通常のプラスチックではなく植物由来のバイオマスプラスチックを採用したプリンタもある。こうした目に見えない部分にもエコの技術が隠れているのだ。

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ドクトルP ……というように技術的な進歩が必要なのじゃ。

タカフミくん で、結局どんなプリンタがいいんですか?

ドクトルP ふむ、それじゃ。実はワシの“弟子”にプリンちゃんとターくんという若者がおってな、そろそろ二人が戻ってくる。きっと彼らが本当のエコプリンタを選んでくるじゃろう。


プリンちゃん
ターくん

 おーい!


ドクトルP お、来よったの。これが二人の選んだプリンタじゃな。

プリンちゃん そうだよ。選んだのはこれ、富士ゼロックスの「DocuPrint C2250」!

ターくん もうドクトルPの「エコプリンタ検定」を受けたら、DocuPrint C2250しか選べなくなっちゃって。

タカフミくん へー、そんなにすごいんだ、DocuPrint C2250って。

ドクトルP なかなかいいプリンタを選んだようじゃな。よく分かっていないタカフミくんのためにちょっと解説しておこうかの。

DocuPrint C2250

A3カラープリンタ
「DocuPrint C2250」
価格19万8000円(税別)

・新開発のLEDプリントヘッドの採用により、 最大1200×2400dpiの高精細出力に対応
・トップクラスの省エネ設計! 待機時わずか1.5W以下
・両面印刷に対応、複数ページレイアウト機能搭載で資源を有効に活用
・TEC値(概念的一週間の消費電力量)1.63kWh
・本体の一部に植物由来成分を含むバイオマスプラスチックを採用
・平成20年度省エネ大賞受賞


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ドクトルP

 経済情勢が急激に悪化する中、エコロジーはもちろん、生産性を上げ、コスト削減にもつながるプリンタを選びたいもの。

 平成20年度省エネ大賞を受賞した富士ゼロックスなら安心じゃ。エコプリンタは「DocuPrint C2250」で決まり――なのじゃ。


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提供:富士ゼロックス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2009年3月18日