「男のサンドイッチ連載」で好評を博した中山順司さんが、今度は「あまりにも普通すぎるダイエット」に挑戦します。目指すは割れた腹筋、理想的な逆三角形の体!
年が明けて2週間が経ちましたが、みなさんは今年の目標を立てましたか?
私はズバリ、ダイエットです。今回はその新連載の第1回です。
ただのダイエット日記ではなく、1つのテーマを持って行い、その様子をつぶさにリポートします。身長173センチ、体重71.5キロの中肉中背のおっさんが、真剣にダイエットに取り組んだらどうなるのか? 心身にどんな変化が起きるのか? 身をもって実験してみることにしました。
173センチ、71.5キロは標準であり、けっして肥満ではありません。しかし、肥満ではないというだけで、威張れるボディでもないのもまた事実。ですので、やる理由はただひとつ。「カッコよくなりたい」です。どのくらいのカッコよさかといいますと、銭湯で、周囲から「おっ……」と軽い羨望のまなざしで見られる程度です。
腹筋がうっすら割れて、ゆるやかな逆三角形になるのが理想。女性がドン引きするような、ムキムキマッチョは目標ではありません。そんなミーハーな下心がベースとなっております(笑)。
ダイエットにうとい私ですが、いわゆる世間で話題になるダイエット法には、以前から疑問を持っていました。
そういうニュースやブームを見聞きするたびに、「そんなウマイ話、あるわけないだろう」としらけた気持ちでいました。
いわゆるダイエットブームの周辺では、毎回こんなサイクルが繰り返されているように思います。
ロケットが月に飛び、お掃除ロボットが部屋の中を駆け回るような時代なのだから、万人が理想の身体をゲットできてもおかしくはないはずなのに、実現できている人はごくわずか。
おのれの腹の脂肪さえ、コントロールできないという現実。じつに不思議です。
世の中の人は、「やせるための答えを知っているのだけど、知らないフリをしている」、もしくは「答えにあえて気づかないよう、自分を意図的にそう仕向けている」ように見えてなりません。
その“答え”とは、
これだけの至極当たり前のこと。(異論を唱える方はいないですよね)
ただし、「よい」と分かっていても、行動に移せるかどうかは別問題。どんなダイエットを実行しようか思案していたとき、ある映画を思い出しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.