空いた時間がもったいない! スマホで時間を作り出すRe:Work !(2/3 ページ)

» 2012年07月13日 14時25分 公開
[三河賢文,Business Media 誠]

誰もが効率化できる時代

 IT化が進む中で、業務効率を上げる方法は無数に存在する。自分の置かれている状況や取り組む仕事によってその方法は選択すべきだが、今回はいくつかの具体的方法をご紹介したいと思う。

 これまでは「仕事は会社でするもの」であった。もちろん営業マンは外に出て回るが、最終的な事務処理や報告などは、会社に戻らなければ完了しなかったのだ。しかし、今はどうだろうか。

 連絡手段のほとんどはメールだし、紙で持ち歩いていた資料は電子化が可能。Skypeなどのインターネット通話サービスを利用すれば、どこからでも会議に参加できるだろう。またサイボウズなどグループウェアを導入すれば、伝言やスケジュール管理、資料データの共有もたやすい。

 さらに最近では、スマートフォンやタブレットなどの電子端末が普及している。これらを使えば、PCがなくても各種インターネットサービスが利用できる。先に挙げたようなメールやSkype、グループウェアの利用も思いのままだ。

 もちろん重要な相談毎や報告、あるいは戦略を練ったりといった場面では、直接顔を合わせながらの方がメリットも大きい。しかしそれは、あくまで業務の一部分に過ぎない。スマートフォンやタブレットといった「武器」を持つことで、オフィスに「いなければいけない」時間は大幅に削減されるのだ。

“隙間の時間”を活用しよう

 私は以前、営業職として働いていた。1週間のうち、およそ6割程度の時間を外で過ごしていただろうか。しかしその中で、実際に商談や打ち合わせなどに費やした時間は、半分程度に過ぎない。

 外出するということは、つまり移動するということだ。よほど地域限定のビジネスを展開していない限り、その範囲は広いだろう。私の場合は、関東圏全体だった。ときには関西圏などへ出張に出たこともある。

 商談や打ち合わせに費やす時間は、せいぜい平均1時間ほどだろう。しかしそこへ行くのには、多くの移動時間が必要だ。例えば新宿にオフィスがあれば、よほど駅近くのビルでない限り移動に片道30分(徒歩含む)はかかる。往復で1時間。つまり1時間の要件を済ませるために、合計2時間の時間を使っていることになる。これでも、まだ近い方だ。

 1時間あれば、何ができるだろうか。相手先のホームページチェックやメールの確認・返信、資料の確認などいくらでも思いつく。しかし外にいては、何もできない。ここでスマートフォンやタブレットを持っていると、この移動時間が「無駄」にならないのだ。

  • 社内資料を取り出して閲覧できる
  • Webページ閲覧などインターネット検索ができる
  • メールの送受信ができる

 など、スマートフォンやタブレットを持っていると“できること”が増えるからである。

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