位置情報の管理というと「監視されている」イメージを持つかもしれない。しかし使い方次第ではあなたの業務がもっと楽に便利になるのだ。追跡ツール「GPS Punch!」の事例を基に位置情報の活用がビジネスにどういった効果をもたらすのか、見ていこう。
位置情報は、使い方次第で業務効率の改善に役立つ――レッドフォックスが提供する「GPS Punch!」は、スマートフォンに搭載しているGPS機能を使ってユーザーの位置情報や滞在時間を把握できるサービスだ。
中には、位置情報を会社に管理されることに対し不快感を覚える人もいるかもしれない。しかし、使い方次第で自分の仕事がしやすくなり、結果として会社の業績アップにつながったりする。
GPS Punch!がどんなサービスで、どんな場面で活用できるのか。結果としてビジネスにどのような効果をもたらすのか。6月5日に行われたカンファレンスの内容を基に、GPS Punch!のサービス概要と4つの事例を紹介する。
GPS Punch!は、2012年8月にリリースしたサービス。もともとは、レッドフォックスが自社の勤怠管理に使っていたものだ。当時は位置情報とひも付けた出勤/退勤管理が主な機能で、それを見たある大手通信会社の担当者から「ぜひうちでも使いたい」と声が掛かり、製品化に至った。
主な機能は「位置情報管理」「ルート自動記録」「顧客管理」「安否確認」など。複数人の位置情報を一元管理したり、グループウェアや顧客管理など既存システムと連係したりといった使い方もできる。
特徴は「スマートフォンで手軽に使える」ことと「カスタマイズがしやすい」こと。機能が柔軟に追加でき、利用シーンに合わせてさまざまな使い方が可能だ。初期登録料6万円で、1ユーザー当たり月額300円〜(最小契約数は10ID)。すべての機能を使う場合でも1ユーザー当たり月額500円〜というのもポイントとなっている。
レッドフォックスでは「効率化」「ビジネスチャンス」「安心」の3つの視点でGPS Punch!の特徴を以下のように挙げている。
これだけではイメージしにくいと思うので、実際の活用シーンを事例を基に見ていこう。
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