蛍光灯の間引き、ダミー管設置――コクヨの省エネ照明支援サービス「Change」:仕事耕具
コクヨマーケティングは、企業のトータル支援サービス「Change(チェンジ)」に「省エネ照明ソリューション」を追加した。蛍光灯の間引きやダミー管への交換、反射板の導入などを提案する。
コクヨグループのコクヨマーケティングは3月23日、企業のトータル支援サービス「Change(チェンジ)」として「省エネ照明ソリューション」を発売した。蛍光灯の間引きやダミー管への交換など、省電力照明のソリューションを組み合わせて提案する。
「省エネ照明ソリューション」では省電力照明の「ECOひかり」、蛍光灯を間引きして反射板を設置する「カットワンシステム」「MCPETα(エムシーペットアルファ)」などのソリューションを組み合わせて提案する。組み合わせにより見積もり価格が変わる。
ECOひかりは、既存の蛍光灯用器具に取り付け可能なLEDランプ。ECOひかりを提供するユニトラストインターナショナルによると、同程度の照度の蛍光灯に比べて消費電力を約50%削減する。価格は20ワットタイプで3万2000円から。
カットワンシステムは、2灯式蛍光灯器具の一方の蛍光灯管に反射板を取り付けることで、もう1本の蛍光灯管を減らせるシステム。こちらには通電用のダミーを取り付ける。カットワンシステムを提供する日本エナジー研究所では、40〜50%の消費電力削減と、20〜30%の照度向上を実現するとしている。価格は、ダミー管が40ワットタイプで4000円、反射板が40ワットタイプで4000円から。
MCPETαは、3灯式蛍光灯器具に蛍光灯器具に独自の反射板「MCPET」を取り付けることで、1本の蛍光灯管を減らせるシステム。MCPETαを提供する明和地所住宅流通機器によると、30%の経費削減と最大70%の照度向上が可能だという。価格は1480円から。
価格はいずれも企業側で取り付けた場合。施工を依頼する場合は費用が別途必要だ。コクヨマーケティングでは、初年度の年間販売目標を1億8000万円としている。
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