時間がないならこう作れ 仕事帰りに運動の時間を確保する方法:“もう挫折しない”健康管理
エクササイズが習慣化しない理由の1つに「時間がない」があります。生活に追われて余裕がない、仕事が忙しくて時間が取れない、そんな方でも今日から実行できる時間の作り方をご紹介します。
エクササイズが習慣化しない理由の1つに「時間がない」があります。生活に追われて余裕がない、仕事が忙しくて時間が取れない、そんな方でも今日から実行できる時間の作り方をご紹介します。
仕事の日の晩は時間との戦い
なんといっても、仕事の日の晩(ふつうのサラリーマンなら平日)は時間がなかなか確保できません。職場から家に帰るまでの移動時間、夕食の時間、着替え、(ジムに行くなら)用具の支度時間、移動時間、ストレッチなど準備運動……と合算していくと、2時間くらいは平気でかかってしまいます。
それらをすべてやり終えて、ようやく目的のエクササイズができるわけです。確かに慌ただしい感はぬぐえません。「これを週に何度もやるのは、しんどいなあ……」とため息をつかれる方もいるでしょう。
削れる時間と、削れない時間
限られた時間内でエクササイズの時間を確保するには、何かを短縮するなど工夫が必要です。考えられるのは、「家に帰るまでの時間」「着替え&支度時間」、そして「食事」の3つです。
- 家に帰るまでの時間
移動にかかる時間はいかんともしがたく、普通は削れる余地はないでしょう。
- 着替えなど支度時間
これは思うほど時間を食いません。着替えは数分ですし、ジムの用具はかばんに放り込むだけで完了です。私はシューズ、タオル、着替えを詰めたボストンバッグを、リビングのテレビの横に常備しています。帰宅後は仕事着のまま鞄を持ってジムに向かえるので、支度時間はゼロです。
- 食事時間
最も削れる余地があるのが食事でして、食べるモノとタイミングの工夫次第で大幅な時間短縮が可能です。
ネックは消化にかかる時間
どのように食事の時間を短縮するか、もう少し具体的に見ていきましょう。食事に要する時間には、「摂取に要する時間」と「消化に要する時間」の2つがあります。
摂取時間は、食べるモノを工夫することで短縮できますが、ネックなのは消化時間。いくら消化のよいモノを早食いしても、消化には一定の時間がどうしてもかかってしまいます。とはいえ、消化のためだけに家でじっと待つ時間は実にもったいないものです。
帰宅しながらの食事で一挙解消
そこで提案したいのが、「食事を帰宅前に済ませておく」こと。具体的には、栄養補助食(カロリーメイトやSOYJOY)とか、おにぎりのような、移動しながら食べられる腹持ちのよいモノを夕飯代わりにします。
帰宅した頃には消化も終わり、すぐに動ける状態になっています。食事時間と消化時間の両方が丸々削れて一挙両得です。
家族との協力体制を確立する
エクササイズ日の夕飯は軽食で済ませ、休む日は普通に食事する。これだけです。とてもカンタンですよね?
ただし、これを実行するには家族の協力体制が欠かせません。自分の都合で夕飯を食べたり食べなかったりするわけですから、夕飯を用意する方(例えば奥さん)に迷惑がかからないように配慮するのは最低限のマナー。
自分が“主夫”だったとして、せっかく作った食事を帰宅後に「今日は要らない」と食べてもらえなかったらガッカリしますし、腹も立ちます。エクササイズをすることは事前に決めて分かっていることなのですから、事前にメールなどで「今日は普通に頼むね」「今夜は走るからサラダだけで」などとキチンと連絡しておきましょう。
このような家族の協力と理解があるとないとでは、見えない部分で大きな差となって現れることもあります。「エクササイズは1人よりも、家族ぐるみで行うほうが効果が出やすい」一面もあるのですね。誰も1人ではやせられないのです。
無論、独身の方ならすべて1人で決めればよいので、何の問題もありません。
帰宅したらさっさと歯を磨く
「カロリーメイトやおにぎりが夕飯だとひもじくない?」
「終わった後に空腹になって、ドカ食いしてしまうのでは?」
そんな心配の声が聞こえてきそうです。確かに私もお腹が空くときがあります。私はそんなとき、野菜スープか、ドレッシング控え目のサラダを軽く1杯食べます。何もないときは、焼き海苔を数枚かじって気を紛らわせています。そしてすぐに歯を磨く。そうすれば、食べたい気持ちも自然と収まります。
「時間がなくて運動できない」という方は、食事時間を短縮して時間の確保に努めてみてはいかがでしょうか。
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