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日本語環境でOpenOffice.orgを使いやすく――ユーザー会が拡張機能を公開
OpenOffice.org日本ユーザー会は、OpenOffice.orgの初期設定を変更し、日本語環境での利便性を向上する拡張機能を公開した。
OpenOffice.org日本ユーザー会は6月29日、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org」(以下OOo)の使いやすさを向上するという「日本語環境改善拡張機能」を公開した。OpenOffice.org日本ユーザー会 ドキュメントプロジェクトのWebページから無料でダウンロードできる。OOoをインストールした、Windows 2000/XP/Vista、Linux、Mac OS Xなどの環境で利用できる。
OpenOffice.org日本ユーザー会は、OOoユーザーに向けて役立つ情報を公開する活動を2002年から続けている有志団体。同団体によれば、OOoの各アプリケーションのデフォルト設定は日本のユーザーの望む設定と大きく隔たりがあり、そのことがMicrosoft Officeから移行する際の妨げとなっていたという。
今回の日本語環境改善拡張機能を利用すると、ワープロソフト「Writer」の標準の書式設定を「両端揃え」に変更して行末が不ぞろいになることを防いだり、異なるOS間でも書式やデザインが崩れないIPAフォントに変更するなど、約30の設定変更を自動で行える。また、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」でもフォントなどをExcelやPowerPointに近い初期設定に変更し、フリーのクリップアートやテンプレートなどを追加した。
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