伊藤園は、エーワンと共同でお茶殻入り名刺用紙「マルチカード〈名刺〉茶殻リサイクル紙」を開発し、7月下旬に販売を開始する。1セットにつき10シート(名刺100枚分)入りで、価格はオープンプライス。
A4サイズの用紙に10枚に切り離せるマイクロミシンカットを施した。「茶殻リサイクルシステム」のマーク入りと無地の2タイプを用意している。
伊藤園では、緑茶飲料の製造過程で排出された茶殻を、水分を含んだまま有効活用(リサイクル)する独自の「茶殻リサイクルシステム」を構築し、これまで畳、ダンボール、ボールペン、ベンチ、社員の名刺などに有効活用してきた。環境意識の向上と名刺交換の際の話題づくりのため、2008年から全社員が「お〜いお茶」の茶殻入りの名刺を使用しているという。
今回の製品は個人や企業から問い合わせや要望に応えたもので、名刺10枚あたり『お〜いお茶』500ミリペットボトル約1本分の茶殻を配合、茶殻が植物として吸収した二酸化炭素の炭素分約4.6グラムを製品中に固定した。「紙原料の使用量を削減し、環境に配慮した設計となっている」(伊藤園)という。
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