ソニー、96kHz録音に対応したリニアPCMレコーダー:仕事耕具
ソニーの「PCM-M10」は、24ビット/96kHzの高音質録音に対応したリニアPCMレコーダー。本体の重さは187グラムと、従来機種に比べ50%小型化した。
ソニーは9月28日、リニアPCMレコーダー「PCM-M10」を発表した。10月21日発売で、実勢価格は3万円前後の見込み。
PCM-M10は、64kbps〜320kbpsのMP3形式に加え、非圧縮のデジタル音声形式であるリニアPCMでの録音にも対応したICレコーダー。最高録音品質は24ビット/96kHzで、CD(16ビット/44.1kHz)やDAT(16ビット/48kHz)を上回る高音質で記録できる。
記録メディアとしてメモリースティック マイクロとmicroSD/microSDHCカードを利用でき、4Gバイトの内蔵メモリも搭載。記録容量が内蔵メモリの容量を超過した場合に、続けて外部記録メディアに記録できる「クロスメモリー録音」機能も新たに搭載した。
録音時の音量を自動で調整できるオートゲインコントロールや、ボーカル練習などの際に利用できるキーコントロール、マニュアル録音時に音のひずみをおさえるデジタルリミッターなどの新機能も搭載し、「音楽用途での録音に適している」(ソニー)という。
本体サイズは62.0×21.8×114.0ミリ(幅×奥行き×高さ)で、重さは約187グラム。従来から販売している上位機種の「PCM-D50」と比較して、体積で約60%、重さで約50%小型化した。電源には単三形アルカリ乾電池2本を使用し、約46時間の録音が可能。屋内での録音用にACアダプターも付属している。
カラーはブラックとレッドの2色で、ソニーの直販サイト「ソニースタイル」では、限定のホワイトカラーも用意している。また、対応アクセサリーとして、スピーカーを内蔵したキャリングケース「CKS-M10」(実勢価格8000円前後)と、野外での録音時に風切音を低減するウインドスクリーン「AD-PCM2」(同5000円前後)も発売する。
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