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プラチナ万年筆、大正4年のシャープペン「早川式繰出鉛筆」を復刻:仕事耕具
プラチナ万年筆は、大正4年(1915年)に発明されたという日本初のシャープペン「早川式繰出鉛筆」を復刻し、1万本限定で販売する。
プラチナ万年筆は、「日本最初期型の実用シャープペンシル」とされる「早川式繰出鉛筆」を復刻し、12月15日から販売する。1万本限定で、価格は1万500円。
早川式繰出鉛筆は、早川金属工業(現在のシャープ)の創業者、早川徳次氏が大正4年(1915年)に発明したという日本初のシャープペン。当時15本のみ制作されたという同製品は、現在は奈良県天理市のシャープ株式会社歴史館に保存されており、その中の1本をもとに今回の複製品を制作したという。
天部の錺(かざり)金具や軸部のエンジンタン彫刻(微細な超鋼ボールを押し当てて細かいラインを1本ずつ彫り込んでいく彫刻技法のこと)などは、「当時の職人技を最新の加工技術で忠実に再現した」(プラチナ万年筆)。本体は真ちゅうに銀メッキ塗装を施している。芯径はオリジナル品では1.15ミリだったが、複製品では現在一般的な0.5ミリ芯を採用した。
本体サイズは130.5×10.8ミリ(全長×軸径)、重さは22.3グラム。同デザインのボールペンも同じく1万500円で販売する。
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