iOS対応のairpenPocket++、ネット上ではどう使っている?:スマートな文具の話題
airpenと言えば、スマート文具なんていう言葉もない2005年以前からぺんてるが発売していた製品。Biz.IDでも創刊当時の2006年から何度も取り上げている。そんなairpenだが、満を持してiPhone/iPadに対応した。はたしてネットの声はいかがだっただろうか。
手で書いた文字をデジタル化するデジタルペン(電子ペンとも言う)。手帳が好きで、デジタルグッズも好きな誠 Biz.IDの読者にはおなじみのデジタルツール。最近編集部でも盛んに取り上げているスマート文具の走りである。
こうしたデジタルペン、本誌でも法人向けではアノトペン、個人向けではairpenやTegaki Linkなどいくつかの製品を取り上げてきたが、編集部の若干前のめり気味な盛り上がりに対して、世間の注目はそれほどでもないご様子。そんな時にairpenが満を持して、iOS対応を発表したのだ。その名も「airpenPocket++(エアペンポケットプラス)」である。
airpenと言えば、スマート文具なんていう言葉もない2005年以前からぺんてるが発売していた製品。Biz.IDでも創刊当時の2006年から何度も取り上げている。そんなairpenだが、長らくiPhoneやiPadとは距離を置いてきた。Windows版やMac版のクライアントソフトはもちろんあるし、Android版だって出てきたのに「なんでiPhone版が出ないのか!」とぺんてるの担当者を困らせたこともしばしばだった。5月11日の発売から十日あまり。ネット上ではairpenPocket++をどのような受け止めたのだろうか。
airpenPocket++とブギーボードを組み合わせる!?
早速を確認したのがいわゆるタイアップレビュー。ブログ「ネタフル」や「Lifehacking.jp」「Macお宝鑑定団Blog[羅針盤]」の各エントリーだ。ただタイアップとは言え、それぞれのブログのカラーに合った紹介をしていて、ざっと読むとairpenPocket++の使い方は理解が深まりそう。ちなみにLifehacking.jpでは後編も載せているので気になる人はご覧になってはいかがだろう。
一般のブログではiOS対応のairpenPocket++に対して、Androidの情報を主に扱う「スマート中目黒」がまさかの即反応。ブログエントリーではiOS対応にも触れているが、アプリのダウンロードリンクはやっぱりAndroid版(もちろんairpenPocket++でもAndroid端末と連係できるし、そういう意味ではAndroid版のアプリも利用できる)。AndroidユーザーなのにiOS対応が気になるという揺れる気持ちが垣間見えるエントリーと言えそうだ。
面白かったのはキングジムのブギーボードと組み合わせて使うことをお勧めした「kazumi@blogs」。ご存じない読者のために念のため説明すると、ブギーボードとはスタイラスで文字などを書ける電子メモパッド。kazumi@blogsの説明によると、このブギーボードにスタイラスを装着したairpenPocket++で書くという。「紙に書いてメモ書きを残すのもいいですが、オフライン状態でBoogieBoardにスタイラスで書いて後で、iPadへ転送する使い方が非常に便利です」
同じくkazumi@blogsによると「第三世代iPadだと字が途切れた感じになります。僕の環境だけかもしれませんが」としているが、筆者の第三世代iPadでは問題なく使えた。もしかしたら個別の問題で、今後修正があるかもしれない。
というわけでネットの声をいくつか拾ってみた。airpenのiOS対応をきっかけにkazumi@blogsのように便利に使っている人もいて、これからのデジタルペン業界も盛り上がりそうだ。本誌としてはこれからも引き続きデジタルペンに注目していたきたい。
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