明石家さんまに学ぶ「主語」の使い方:「話のおもしろい人」の法則(2/2 ページ)
モテる異性の条件として一番に挙げられるのが「話のおもしろい人」です。世間でそう思われている人の代表格は、明石家さんまさんでしょう。彼の「おもしろさの法則」を分析してみると、意外なことに気付きます。
明石家さんまに学ぶ「主語」の使い方
この手法は、ヒントに満ちています。多くの人は会話になると、自分の話を聞いてもらうことに必死になる反面、相手の話を聞くことへの配慮が不足します。自分が言いたいことを話そうとするあまり、気付かないうちに相手が振っている話を聞いていない。つまり「どスルー」してしまうのです。
ですから、会話を始めるときは、いきなり自分が主語の話をするのをやめてみてください。「実はこの間○○に行ったら××で……」という導入を後回しにし、
「久しぶりじゃない。最近どうなの?」
「あ、今日はちょっと眠そうだね」
「早くも夏を先取りしてますね〜」
など、相手を主語にした質問を振ります。そして返ってきた答えをオーバーなくらいに反応しながら、広げられれば質問を続け、話が続かないようなら別のネタを掘ります。そのうち相手が本当におもしろいことをしゃべってくれればしめたものです。倒れそうなくらいの勢いで爆笑してあげれば、相手は必ず喜びます。
相手の話に大きなリアクションで返してあげると、あら不思議! 相手にとっては、あなたこそが「おもしろい人」になるわけです。
今回のポイント
相手の主語で質問を振ろう。オーバーリアクションで反応すれば相手も大喜び
著者プロフィール:
野呂エイシロウ(のろ・えいしろう)
1967年愛知県生まれ。愛知工業大学卒。放送作家・戦略的PRコンサルタント。
学生時代に「現役の学生」を武器に、電機メーカー、広告代理店との会議に参加。学生向け家電企画の立案、宣伝、PRに携わる。その後、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。『ザ!鉄腕!DASH!!』『奇跡体験!アンビリバボー』『ズームイン!!SUPER』などに携わる。放送作家としての「番組をおもしろくするネタづくりのノウハウ」を生かし、30歳のときから“戦略的PRコンサルタント”としての仕事をスタート。
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