PDFの中に書かれているテキストを、別の書類に使いたいという場合がある。Adobe Acrobat XIであれば、あらかじめテキストになっているデータはもちろん、画像の中に含まれているデータでも、テキスト認識機能を併用して抽出できてしまうのだ。
Adobe Readerに搭載されているスナップショットツールを使えば、PDF内に含まれているロゴや写真などの画像を切り取ってWordやPowerPointに貼り付けられる。なるべく高いクオリティで貼り付けるためのワザもあわせて紹介する。
PDF内に含まれているテキストの文字数をカウントしたい場合は「JCount」を使うとよい。PDF以外にWord、Excel、PowerPointにも対応しているので、複数のファイルを同時にチェックして合計の文字数を表示するといった技も使える。
PDFの印刷時、不要なエリアを省き、必要なエリアだけを印刷したいのであれば、トリミング機能を活用すると便利だ。
Adobe Acrobatの「WebページからPDFを作成」機能を使うと、指定したURLからリンクしているページを丸ごとアーカイブできてしまう。自社サイトなどを定期的にアーカイブして保存する用途にぴったりだ。
Acrobatには、Webページの任意の部分を選択してPDF化できる機能がある。この機能を活用すれば、Webページを資料として保存するのも簡単だ。
PDFデータをトリミングしても非表示箇所のデータは残ったままなのでファイルサイズは変わらない。「非表示情報を検索して削除」を実行すれば非表示箇所を削除できるほか、ファイルサイズも削減できるので、メール添付などの際の取り回しもよくなる。