インテリシンクは6月1日、携帯電話やPDAから社内システムにアクセスできるモバイル向けソリューションの最新版「Intellisync Mobile Suite 7.0」を発表した。7月3日から出荷を開始する。
Intellisync Mobile Suite 7.0では、「Domino R7」に対応したほか、デバイス単体でインターネットにアクセスして、クライアントソフトをインストールする機能などを追加。セキュアゲートウェイとIntellisync Mobile Suiteサーバとの通信が80/443ポートだけで済むようになるなどの機能を追加した。
また、もう1つの大きな特徴が、ASP提供する際に便利な機能を用意すること(4月12日の記事参照)。Mobile Suiteの管理機能をWebで提供し、ネットに接続できるPCであればWebブラウザからデバイスの管理が行えるようになったほか、マルチテナントサポートに対応し、大規模な構成のASP管理運用がしやすいようになっている。
Intellisync Mobile Suiteは4つのモジュールからなっており、各モジュールの価格は前バージョンのIntellisync Mobile Suite 6.2Jから変更はない(2005年5月17日の記事参照)。なお、7.0Jからは「Email Accelerator」「Systems Management」の各モジュールがそれぞれ、「Wireless Email」「Device Management」へ名称変更された。
モジュール名 | ライセンス料(1ライセンス当たり) |
---|---|
Intellisync Mobile Suite Wireless Email | 1万2600円 |
Intellisync Mobile Suite Device Management | 9450円 |
Intellisync Mobile Suite File Sync | 9450円 |
Intellisync Mobile Suite Data Sync | 1万6800円 |
またNECとNECネッツアイは6月1日、同社の「StarOffice21」とIntellisync Mobile Suite 7.0Jとの連携機能を強化することを発表した。NECは9月1日より、「StarOffice21」と「Intellisync Mobile Suite」を連携するゲートウェイ用ソフトウェアを順次出荷する。
これにより、StarOffice21のメールやスケジュールを、携帯電話端末、PDAのデータとして同期し、オフラインで活用することが可能になるほか、Intellisync Mobile Suiteの端末管理機能を活用して、セキュリティ機能が強化される。
なおNECネッツエスアイは、「Intellisync Mobile Suite」を利用したネットワークシステムの設計から、システム構築、保守サービスまでの一貫したサービスを、「セキュアモバイルプラットフォーム」の名称で提供していくという。
また、TISはIntellisync Mobile Suite 7.0を利用したASPサービスを開発中であると発表した。システムのセキュリティ管理や導入・運用・保守の負担を軽減するサービスを提供していくという。
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