ACCESS「NetFront v3.3」をリリース、RSSなどに対応
WebブラウザNetFrontの最新バージョンが登場。ポップアップウィンドウ防止機能を搭載したほか、RSSにも対応している。
ACCESSは1月19日、情報家電市場向けの組み込み用Webブラウザ「NetFront」の最新版「NetFront v3.3」のリリースを発表した。
新バージョンではDynamic HTMLのサポート機能を拡張し、既存ページ内への表の挿入など動的なページ内容の変更を実現。また、携帯などの小さい画面上でフレーム分割されたページをサムネイルで表示する独自のフレーム表示機能や、ユーザの意思に反したポップアップ・ウィンドウを防止する機能を搭載したほか、RSS/Atom Feedをサポート。ブログやニュースサイトの更新情報を自動的に取得できるようになるという。
さらにWAP 2.0、WML、HTML 4.01、cHTMLをサポート。Webページのブラウジング時にサイト表示を高速化するレンダリング技術「Rapid-Render」、インターネット上のサイトをモバイル機器の画面サイズの横幅にあわせ、横スクロールバーの操作を不要にする「Smart-Fit Rendering」などの機能も備えている。
NetFrontは携帯電話、PDA、STB、デジタルTV、車載端末などで採用されているWebブラウザ。携帯電話では、NTTドコモ製端末を中心に搭載されているほか、Nokia 6630など、Symbian OS/Nokia Series 60プラットフォームの携帯向けに、PDFに対応したバージョンをダウンロード販売もしている。最新バージョンであるNetFront v3.3を搭載した製品がいつ登場するかはまだ未定だ。
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