オラクル、ビジネスFOMA向けデータベースを開発
Oracle Database 10gの軽量版データベースをオラクルが開発、Symbian携帯向け企業用アプリケーションとしての搭載を目指す。ターゲットはビジネスFOMA「M1000」。
日本オラクルは5月17日、携帯電話にオラクルデータベース「Oracle Database Lite 10g for Symbian」を搭載可能にし、企業向け携帯電話アプリケーションへの対応を拡張すると発表した。
米オラクルが、Symbian OSに対応したモバイル専用軽量データベース管理ソフト「Oracle Database Lite 10g for Symbian」を開発したことを受け、日本オラクルは同製品の日本市場への投入に先駆けて、企業向け携帯電話アプリケーションの新しい実現方法を提案する。
同社のパートナーが提供する「On Oracle」パッケージアプリケーションの、Symbian OSおよび「Oracle Database Lite 10g」 への対応を促進するほか、既存顧客へのシステム拡張提案などを実施。また、パートナー各社に対して、「Oracle Database Lite 10g」やSymbian OSを用いたシステム開発のトレーニングを提供していくという。
「Oracle Database Lite 10g for Symbian」とパッケージアプリケーションの実証実験は、新たにNTTドコモが開発を開始したビジネスFOMA、「M1000」上で行われる。
同社はこの取り組みを、5月19日、20日の2日間、東京・池袋で開催される「IPテレフォニー&ケータイソリューション2005」に参考出展する。
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