インデックスとテレビ5社、資本・業務提携を正式発表
インデックスに在京キー局4社とスカパー、幻冬舎らが総額205億円を出資。スカパーの出資額は約100億円と最大で、コンテンツの相互活用などで包括提携する。
インデックスと在京民放4社、スカイパーフェクトコミュニケーションズなど7社は5月30日、資本・業務提携を正式発表した。テレビ5社がインデックスに総額205億円を出資し、デジタル放送向け情報配信などで連携する。
インデックスが6月15日払い込みで実施する第三者割当増資を、テレビ5社と幻冬舎、フォアキャスト・コミュニケーションズが引き受ける。引き受け額はスカパーが約100億円と最高。増資後、スカパーは4.69%を保有する第5位株主となる。フジテレビジョンは約50億円、東京放送(TBS)は約36億円、日本テレビ放送網は約10億円、幻冬舎は約5億円、テレビ朝日は約3億6000万円、フォアキャストは約4500万円を引き受ける。
スカパーとはコンテンツ事業や会員向けサービスで包括的に提携。両社のコンテンツや会員などを相互に活用し、サービスを強化する。在京キー局4社とは携帯電話向け有料サイトの企画・開発・運営や、共同出資で設立したテモを通じた番組連動企画を通じてリアルタイム視聴を促すほか、来春開始予定の1セグ放送で連携する。
幻冬舎とは携帯向けサイトの運営や、幻冬舎コンテンツの活用、アニメ制作の協業などを検討する。フォアキャストとは日テレの携帯向け公式サイトの運営強化で協業していく。
調達資金の使い道は、コンテンツの複数メディア展開やブロードバンドと携帯を連動させる事業などに60億円、モバイルブロードバンド強化など関係会社への投融資に50億円、コンテンツ開発に40億円、残額を運転資金に充てる。
関連記事
- インデックス、民放各社と資本提携も視野に交渉
インデックスと在京キー局が、地上デジタル放送向け情報配信サービスなどで協力関係を強化するため、資本提携も視野に交渉を進めていることが分かった。 - テレビ局5社とインデックス、新会社テモ立ち上げ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.