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携帯をビジネスに活用――PDA・モバイルソリューションフェア2005

携帯電話やPDAを使ったソリューションを扱う展示会。携帯向けの開発環境やデータベースなど、専門的な製品に注目が集まった。

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 「PDA・モバイルソリューションフェア2005」が9月2日、東京国際フォーラムで開催された。PDAや携帯電話を、ビジネスソリューションとしてどう活用していくかをテーマにしている展示会だ。

キャリア各社が法人向けソリューションを展示

 PDA・モバイルソリューションフェアはもともと、PDAの専門展示会「PDAソリューションフェア」からスタートしている。4回目となる今年は、昨年末頃からいよいよ携帯のビジネス利用が本格化してきたことを受け、展示内容もほとんどが携帯電話ベースの法人向けソリューションとなっていた。

 携帯キャリアとしてはNTTドコモ、KDDI、ボーダフォン、そしてウィルコムが展示を行っていた。

 ボーダフォンブースでは、オラクルのモバイル用データベース「Oracle Database Lite 10g」(1月11日の記事参照)のVodafone 702NK向けバージョンである「Oracle Database Lite 10g for Symbian」を展示。年内に出荷すると説明していた。

 ウィルコムはPHSコアをモジュール化する「WILLCOMコアモジュール構想」関連の展示。モジュールを収める端末「WILLCOM SIM STYLE」(7月7日の記事参照)の例として、業務用端末や、携帯動画プレイヤーが参考展示されていた。


Oracle Database Lite 10g for Symbianのデモ。バーコードリーダーで商品コードを読み取り、データをbluetoothで702NKに転送する。ある程度データがたまったら、702NKから3Gネットワークを経由してサーバーにアクセス、データを同期する。バーコードリーダーを使うときは、携帯が圏外でも利用できるのがメリット

W-SIM対応の端末として参考展示されていた、業務用端末(左)と携帯動画プレイヤー(右)

開発環境ル・クローンのM1000対応版を展示

 ソア・システムズは、マルチプラットフォームに対応する開発環境「ル・クローン」(2001年1月22日の記事参照)のM1000対応版を展示、デモを行っていた。

 携帯プラットフォームに対応したル・クローンとしては、すでにBREW向けを販売しているが(7月7日の記事参照)、Symbian対応版はこれが初めてとなる。


M1000向けル・クローンのデモ。地図を表示して住所データベースと連携させるデモを行っていた。地図データ連動可能な日報作成システムを開発中(左)、BREW版ル・クローンで開発した簡易な出勤管理システムを展示。出勤場所に携帯電話を置いておき、その携帯電話で従業員の社員証や名刺に刷られたQRコードを読み取る。携帯電話ではQRコードに含まれる社員情報と、出退勤時刻、携帯電話の位置情報をまとめてサーバーにアップロードする仕組み。簡易・安価な出勤管理システムとしてASP提供したい考え(右)

インテルが提供していた公衆無線LANエリア

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