調査会社Strategy Analyticsが1月26日発表した統計によると、2005年の世界携帯電話出荷台数は前年比で19%増えて過去最高の8億1000万台に達した。10〜12月期でも2億4500万台と過去最高を更新している。
「2005年は新興市場の年だった」とStrategy Analyticsは解説。2005年の販売のうち半分を新興市場が占めており、南半球やインド、アフリカといった地域の需要増大が19%の伸びにつながったとしている。
年間のシェアは首位のNokiaが32.7%で前年より2.2ポイント拡大。MotorolaはRAZRが好調で2.6ポイント増の18%に拡大した。以下、Samsungが12.7%、LGが6.8%、Sony Ericssonが6.3%となっている。
Strategy Analyticsの予想では、2006年の出荷台数は9億3000万台となり、新興市場の伸びと既存市場の買い換え需要が現在のままのペースで続けば、2007年には10億台を突破する見通し。
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