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イー・アクセス、モバイルWiMAXの実験免許を申請
イー・アクセスは4月24日、総務省にモバイルWiMAXの実験用無線局免許を申請した。セル設計の手法や設備投資効率に関する情報を得るのが目的。
イー・アクセスは4月24日、総務省にモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)(4月13日の記事参照)の実験用無線局免許を申請した。実証実験により、セル設計の手法や設備投資効率に関する情報を蓄積するのが狙いだ。
実験期間は2006年6月から1年間で、場所は東京23区内。実験では2.5GHz帯における伝送速度や周波数の利用効率、モバイルIP技術やハンドオーバー技術による移動性のほか、アプリケーションの適用についても検証を行う。アプリは動画ストリーミング、高品質な音楽や画像の電送、オンラインゲーム、VoIPなどリッチコンテンツを扱うことを意識した実験を行うとしている。
モバイルWiMAXは、各キャリアが注目し、実験を行っている次世代高速通信技術。NTTドコモやアッカが実験免許を申請しており、KDDIは既に実証実験を開始している。
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