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携帯電話端末シェア1位奪取のシャープ、今期台数は10%増
国内で携帯電話端末シェア1位になったシャープは、今期はauへの供給も始め、台数で前期比約10%増の1300万台、金額で同5.6%増の4700億円の販売を見込む。
国内で携帯電話端末シェア1位になったシャープは2007年3月期、台数で前期比約10%増の1300万台、金額で同5.6%増の4700億円の販売を見込む。番号ポータビリティ(MNP)が始まる11月までにはKDDIへの供給も開始し、NTTドコモ、ボーダフォンと合わせ3キャリアへの供給体制を整える。
2006年3月期の携帯端末販売は、台数が1182万台(国内808万台)、金額が4451億円(前期比10.7%増)だった。営業利益率は5%程度という。MM総研の調査によると、同期の市場シェアでシャープは初めてNECを抜き、16.3%で初めてトップになった(関連記事参照)。
今月にはワンセグ放送がスタートし、11月にはMNPを控える。佐治寛副社長は「国内はますます競争が厳しくなる。特徴ある商品を作っていく必要がある」としつつ、ヒットしたウィルコム向けPHS「W-ZERO3」などを供給してきた実績を背景に「どういう方向でも対応できるのでは」と自信を見せた。
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