5分で分かる、今週のモバイル事情 :4月22日〜4月28日:
ドコモのクレジットサービス「DCMX mini」がスタート、iD対応店舗で利用できる。2003年度の国内向け携帯出荷台数をシェア別に見ると、長年首位を守っていたNECが転落、シャープがシェアトップとなった。KDDIと三菱東京UFJ銀行は「モバイルネット銀行」を設立する。
ドコモのクレジットサービス「DCMX mini」スタート
ドコモの提供するクレジットサービス、「DCMX mini」がスタートした(4月28日の記事参照)。申し込みや審査が簡単で、アプリ感覚で使えることが特徴。上位版の「DCMX」は5月下旬から受け付け開始予定となっている(4月5日の記事参照)
DCMX/DCMX miniは、ドコモがイシュア(カード発行会社)となるクレジット決済サービスで、「三井住友カードiD」と同様に、iD対応店舗で利用できる。27日からは、コンビニでは初めて、ファミリーマートの100店がiDの取り扱いを開始した(4月27日の記事参照)。
端末シェア、NECを抜きシャープがトップに
4月24日、MM総研は2003年度の国内向け携帯出荷台数を発表した。国内携帯メーカーの端末シェア争いで、長年首位を守ってきたNECが3位に転落した(4月2日の記事参照)。
代わって首位に立ったのは、ボーダフォン、ドコモに端末を供給するシャープ。しかしシャープ以下、パナソニックモバイル、NEC、東芝は僅差。当分首位争いは続きそうだ。
KDDIと三菱東京UFJ銀行、「モバイルネット銀行」を設立
4月26日、KDDIと三菱東京UFJ銀行は、モバイルネット銀行を共同で設立すると発表した(4月26日の記事参照)。
5月をめどに、新銀行の母体となる設立準備会社を立ち上げる予定。両社のインフラやノウハウを融合して「携帯電話の特長を最大限に活用した、これまでにない金融サービス」(KDDI)を提供するという。
ここ1年、通信キャリアと大手銀行の提携が目立つ。NTTドコモは2005年4月に三井住友銀行と(2005年4月27日の記事参照)、2006年3月にはみずほ銀行と提携している(3月6日の記事参照)。
ソフトバンク、ボーダフォン買収を完了し1.7GHz周波数を返納
4月27日、ソフトバンクはボーダフォンの買収を完了した(4月2日の記事参照)。また、ソフトバンクの孫正義社長は、ボーダフォン社長兼CEOと、取締役会議長に就任した(4月2日の記事参照)。
またソフトバンクは、ボーダフォンを買収したことにより、免許を受けた時の条件だった新規参入事業者ではなくなったため、総務省から割り当てられた1.7GHz帯の周波数を返納すると発表した(4月28日の記事参照)。
さて、来週は?
29日からはゴールデンウィーク。ITmedia +Dモバイル/ITmediaビジネスモバイルでは、5月8日までは更新ペースは緩やかになる予定。なお、5月9日からは通常更新に戻る。
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